15. ページ15
涼介.
裕「やま？聞こえてる？」
涼「……」
裕「やま〜？！どうしたの？！」
やってしまった……ここまで生きてきて、こんなに後悔してるのは初めてかもしれない。生きた心地がしないというか、悪い意味でふわふわとして、地に足がついていないような気持ち悪い浮遊感。
いやでも、何よりも困ってるのはAちゃんの方なのに……！俺が落ち込んでどうするんだよ！
知「……涼介！水溢れてる！」
涼「っうわぁ！何？！」
裕「ああ……やっと気付いてくれた」
眉を下げて笑う裕翔は、「ほらティッシュ」と俺にピンクの箱を渡してくれた。
まだ衣装に着替える前で、私服だったのがせめてもの救いだな……小さく息を吐くと、そんな俺を見ていたらしい二人が目を合わせる。
知「……ねえ涼介、最近何か変だよ」
涼「え？」
裕「仕事中も上の空なときあるし……疲れてない？大丈夫？」
涼「……俺そんなに変だった？」
「うん」と何の合図もなしに声が揃う二人を見る限り、嘘はついてないよな……
いや、変な自覚はあったよ。そりゃもちろん。Aちゃんが元気なさそうだから、絶対俺のせいだ〜なんて悩んだりして。息抜きのゲームすら上手くできない。
知「……Aと何かあった？」
涼「えっ、」
裕「……知念、それはどういう？」
知「見てたら分かるよ。変になってるの、涼介だけじゃないもん」
「そうでしょ？」と、確信を持ったような顔をして俺を見つめる知念。そこまで気付いてるなら、多分俺が何をしたかまで分かってそうだけど……
こういうことだよなあ、グループ内恋愛がご法度な理由って。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 500人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして！コメントありがとうございます（＾_＾）どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…！私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです（ ; ; ）（笑）今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年8月17日 0時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして！昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました！メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です！！^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております！笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
