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貴方.
裕「わ〜、A可愛い！似合う！」
『うへぇ、照れる……』
裕「暑くてちょっと顔赤いのも可愛い」
涼「裕翔は褒めないと死ぬの？」
知「それ涼介が言う？」
７としてのカット撮影が終わった。私が着ているメンバーカラーの白の水着は、オフショルでワンピースのような形になっている。だからあんまり水着感はないというか……そりゃね、もういい大人だから露出は控えられてるのよ。
涼「でもほんと肌赤いよね……平気？」
『うん、いつものことだし……大丈夫だよ』
知「熱中症になったら洒落にならないからね。辛くなったら早く言いなよ」
『やだ、ちぃちゃんってば頼りになる』
知「ふざけない」
『あいてっ』
ぴし、とデコピンをひとつ。うう、容赦ないんだから……今日は前髪をあげているから、さっきも「叩きたくなるおでこ」なんて慧にからかわれたけど。
涼「……Aちゃん、俺の上着あげる」
『え？……あ、でも、涼介焼けちゃうし』
涼「んーん、平気！暑いから預かっててもらえると助かるな」
『へ……そんな、涼介が良いなら』
涼「お願いします！」
裕「お〜、やまちゃんかっこいい！」
知「たまにはやるね」
「うっせ」と裕翔と侑李の背中を叩いた涼介は、何だかちょっと、かっこよく見えた。
涼介がくれた薄いブルーの上着は、メッシュ加工のパーカーだから、夏に着ていても暑くないのに。涼介だって日に焼けたら赤くなるし、痛いって言ってたのに……なんて優しいんだろう、感動しちゃった。
涼「ほら、水分補給！二人もちゃんとして、マジで暑いから今日」
裕「はぁい」
知「ほんと暑いね〜」
『ありがとう……』
裕「Aめっちゃぼーっとしてるけど平気？日陰行こうよ」
『いや、これは別の意味で……うっ、眩しい、』
知「……重症だね」
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