愛されプリンセス２《 HSJ 》 (ページ19)

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69.抱き枕論争ページ19

貴方.

『ん〜……でも私、この歳にして抱き枕ないと寝れないんですよね。何か挟みたいというか』

雄「分かる……」

『え、分かるよね？そうだよね？』

ドラマの宣伝ということで、メンバーのラジオにお呼ばれすることが多い今日この頃……ベイジャンにゲストとして参加するのは、実は初めてなんだよね。

でも大貴と雄也のアットホームな雰囲気で、緊張は大分ほぐれてきた気がする。

大「あ〜でも、俺も分かるけど……ここの二人は特に凄いよ。マジでうるさい」

『そんなに騒いでた？私たち』

雄「人に迷惑はかけてないよね？」

大「覚えてるか分かんないけど……結構前ね、俺とAが高校生くらいのときかな。ホテルに抱き枕なんか置いてないからさ、寝れない〜！ってうるさいの」

「一生俺にメール送ってきてた」と笑う大貴。え、待って待って、そんなことしてたっけ？私結構クールに生きてきたつもりだからまさかそんな……ネタみたいなことしてるとは思わないじゃん？

雄「それ俺覚えてるかも(笑)」

大「だろ？んで、俺も眠いし寝たいけどA女の子だから、放っといて外出たりして何かあっても困るから寝れなくて、電話かけたんだよね」

『……なんて？』

大「そんなに抱き枕欲しいなら髙木と抱き合って寝とけー！って言った、俺」

『え？！』

堪えきれずに笑い出す大貴に、「そうそれだ！」となぜか覚えている雄也。そんなことあったっけ……？ぼんやりとしか浮かんでないけど、寝る前よく大貴とメールしてたのは記憶にあるかも。

『でもさ、私のこと女の子として認識してる割に、男の部屋で寝かせようとするのは何……？』

大「髙木だから良いだろって。てかお前が聞くわけないと思ってたから」

雄「予想外のことするもんね、この方」

『……私何したの？そのとき』