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貴方.
斗「手出すんやったら斗亜の方やもん」
『……ん？』
斗「Aちゃん、女の子やし」
「ね？」と首を傾げる斗亜に、手を出す云々は置いておいても、一応生物学上は女やから頷いておく。
……待て待て。もしかしてやけど、普通なんは私だけ？普通にアホみたいに「いつも通りや！」なんて安心してたんは、もしかせんでも私だけなん？
にこにこ笑顔はいつも通りやのに、斗亜はちゃんと男の子で。
それどころか、どこの誰よりもグイグイ来るかもしれん。
小「何がええねん、こいつの」
斗「……全部？」
『小島は小島で失礼やし、斗亜もやめなさい』
斗「使えるところは使ってかないと！アピールタイムやん」
『こんなときにアピールせんでええねん……！』
底抜けにポジティブな斗亜に困惑しつつも、「全部」というたった3文字の言葉に翻弄される。
じわじわ熱を持つ頬は、熱が上がってきたからなのか、それとも、
小「A、顔真っ赤やで」
『……熱あるから、大丈夫』
小「何も大丈夫ちゃうやんけ」
斗「もう本番まで時間ないからなあ……何かしてほしいことありますか？」
『うーん……』
ほんまは体もかなり楽になったけど、多分斗亜の言葉の影響でふわふわしてる。何というか、こんなにもまっすぐに伝えられたら、人ってどうしようもなくなるねんな……
ちゃんと伝えなきゃいけないことも、それに相応しい言葉も、ちゃんと喉元まで出てきているはずなのに。
それでも素直になられへんのは、やっぱり怖いからで。
斗「Aちゃん？」
『……あー、ううん、大丈夫！大分マシになったんよ、ありがとう』
斗「ほんまに……？」
『大丈夫やってば！ほら、もう歌って踊らなあかん時間やし？アイドルは切り替えが大切やん』
小「まあ確かに、こいつどんだけしんどくてもステージにおる間は別人やからな」
『褒め言葉やん、ありがと！』
小「ほらもう元気やんけ」
私と小島のやりとりに安心したのか、斗亜は「良かった」と柔らかく笑った。
あかん、ほんまに。斗亜が可愛いことなんて遥か昔から知ってたことやのに、最近特に笑顔が輝いて見える。誰よりも、何よりもキラキラしてるような。いやまあ、実際そうなんやけど。
『斗亜にお礼せなあかんなあ。何かしてほしいことある？』
「もちろん私にできることで」と付け足せば、斗亜は「それじゃあ」と口を開いた。
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流星(プロフ) - 優さん» 優さん、コメントありがとうございます！(^_^)この2人が本格的に付き合い始めたらどうなるんだろう、そんなことを考えながら楽しく書きますので、これからもよろしくお願いいたします！♡ (2023年2月11日 19時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、いつもありがとうございます！私も同じく2人のこれからを書きたい気持ちでいっぱいになったので、今後も細々と続けていきますね！これからもよろしくお願いいたします！(^_^) (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - めぐさん» めぐさん、いつもありがとうございます〜！もう書きたすぎてしれっと続編を追加させていただいたので、読んでいただけたら嬉しいです♡これからもよろしくお願いいたします！ (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 毎回楽しみで、また1回リピってます。初々しい2人のその後の展開も気になります。楽しみに待ってます。 (2023年2月5日 10時) (レス) @page50 id: 1a5286a738 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 初々しくてかわいい2人もっともっと見たいので続編も楽しみにしてますね(๑>◡<๑) (2023年2月4日 23時) (レス) @page50 id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年11月23日 19時
