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貴方.
斗「……Aちゃんの助手席、うれしい」
『…………そんな、喜んでもらえるほどのもんはないけど、』
斗「斗亜にとっては特別やねん」
なぜか琉巧に「斗亜は最後にしてあげて」「しっかり送ったってくださいよ」とお願いされ……彪太郎もにこにこ頷くもんやから、まあその場は言う通りにした。
私にとって、家の次にプライベートな空間で、斗亜と2人きり。
必死に作り上げていた先輩としての壁のようなものが、いとも簡単に壊されそうな距離感。裏表のない笑顔と言葉で、素直に「嬉しい」と伝えてくれる。
私こそ、何とも言われへん嬉しさと恥ずかしさで、もうどうにかなりそうやった。
『コンビニとか寄らんでいい？』
斗「……あ、迷惑じゃなければ！」
『全然大丈夫やで、何か欲しかった？』
斗「あ、いや、買うものはないんですけど……」
『けど？』
斗「……もうちょっとだけ、一緒におられへんかな、って」
どんどん小さくなる声で「それだけ……」なんて呟いた斗亜。
信号待ちを利用してその横顔を見やれば、斗亜の真っ白な顔が、頬から耳まで真っ赤に染まっていた。何とも表現が難しいほど綺麗で初心な反応に、なにわ男子もびっくりやな、なんてしょうもないツッコミが浮かんだほど。
あまりにも可愛らしいもんやから、どうしても斗亜から目が離されへんくて。
斗「あ、ちょっと、そんなに見んといて！」
『んは、ごめんごめん。じゃあ適当にもうちょっとだけ走らせるけど、お母さんに連絡しといてな？』
斗「え！良いんですか！？」
『ええよお、運転すんの好きやし』
斗「ええ、かっこいいなそれ……」
『やろ？』
ただ当てもなく運転していると、悩みとか不安が吹き飛ぶみたいで、何となく好きやった。今日はまた違った理由やけど、いくら2人きりでも、運転してたら平気な気がして。
スマホでお母さんに連絡を入れている斗亜を横目に、緩やかにスピードを上げる。
どう表現したらええか分からんけど、素直に可愛らしいと思った反面、怖いな、とも思った。
大人になればなるほど、自分の正直な気持ちを打ち明けるのは不安でたまらなくなるもので。それやのに、斗亜はいつも素直でまっすぐで、時折眩しくなるほどに正直者やった。
「もうちょっと一緒にいたい」なんて、そんなん、普通照れて言われへんやんか。
斗「……Aちゃん、1個だけいい？」
『ん？』
斗「最近、楽しいですか？」
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流星(プロフ) - 優さん» 優さん、コメントありがとうございます！(^_^)この2人が本格的に付き合い始めたらどうなるんだろう、そんなことを考えながら楽しく書きますので、これからもよろしくお願いいたします！♡ (2023年2月11日 19時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、いつもありがとうございます！私も同じく2人のこれからを書きたい気持ちでいっぱいになったので、今後も細々と続けていきますね！これからもよろしくお願いいたします！(^_^) (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - めぐさん» めぐさん、いつもありがとうございます〜！もう書きたすぎてしれっと続編を追加させていただいたので、読んでいただけたら嬉しいです♡これからもよろしくお願いいたします！ (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 毎回楽しみで、また1回リピってます。初々しい2人のその後の展開も気になります。楽しみに待ってます。 (2023年2月5日 10時) (レス) @page50 id: 1a5286a738 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 初々しくてかわいい2人もっともっと見たいので続編も楽しみにしてますね(๑>◡<๑) (2023年2月4日 23時) (レス) @page50 id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年11月23日 19時
