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貴方.
『……へ、あれ、斗亜……？』
斗「こんな時間に何して……って、バイト帰り？」
『うん、そうだけど……斗亜は？』
私の腕を掴んだ斗亜は、正門さんの存在を確認すると「塾帰りやねん」とリュックを背負い直した。
ずり落ちかけていた肩紐から、もしかして走ってきたのかな……？なんて考えで頭がいっぱいになる。だとしたら何で？何のために？こんな時間に私を見つけたから、びっくりしたのかな……
それでも、なぜか見るからに警戒心むき出しの斗亜。
何か勘違いしてるんじゃ……そう思ったのも束の間、相変わらず常に落ち着いている正門さんが、「初めまして」とにっこり微笑んだ。
斗「は、……初めまして！」
正「うん、元気やなあ。俺、Aちゃんのバイト先の社員やねん。正門って言います、君は？」
斗「まさかどさん……あ、嶋��斗亜です、Aちゃんの……ともだち？です」
正「友達かあ。ほんなら斗亜くんに送ってもらおかな？もう遅いし、お願いできる？」
優しくて、ずっと低姿勢な正門さん。
ふわふわとした柔らかい雰囲気に安心したのか、斗亜もいつの間にか笑顔に戻っていた。「分かりました」と頷いて、正門さんにぺこりと頭を下げる。
斗「Aちゃんを送ってくれて、ありがとうございます！」
正「ううん、遅くまでよぉ働いてくれてるんよ、Aちゃん。ほんで君もええ子やなあ、斗亜くん」
斗「っわ！」
正「2人とも可愛らしいから、気を付けて帰るんやで」
『あ、お疲れ様です！』
斗亜の頭を撫でた正門さんは、私に手を振って来た道を戻って行った。
……何と言うか、凄すぎる。斗亜に限らず、相手の警戒心を最速で解してしまう会話術というか。普通ならここまでスムーズにいかないと思うもん。
ぽかんと正門さんの後ろ姿を眺めていると、斗亜が私の手を引いた。
斗「ええ人やな、正門さん」
『うん……ほんとに。ちょっとドキドキするときあるよ、話してて』
斗「……それはあかんくない！？」
『え、何で……？』
斗「何でって、」
バチッと目が合って、逸らすに逸らせなくて。
そのまま気まずそうに俯いた斗亜は、「小島くんちゃうから……」なんて、どんどん小さくなる声で呟いた。
斗「小島くんおるのに、全然知らん男の人とおる……って、不安なってもうた」
『とあ、』
斗「バイト先の人で良かった、」
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流星(プロフ) - あっぷるさん» あっぷるさん、ありがとうございます（ ; ; ）私も2人が大好きで、完結までちゃんと書けてほっとしております〜！新作も執筆中ですので、もし宜しければそちらもよろしくお願いいたします！優しいお言葉、ありがとうございます！(^_^) (2022年12月8日 23時) (
レス) id: cbee6a2da8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - みすぅ〜たんさん» みすぅ〜たんさん、ありがとうございます（ ; ; ）書きたい！と思って書いていた作品をこんなふうに褒めていただき、本当に嬉しく思います！コイワズライという斗亜くんが主役のお話を執筆中ですので、もし宜しければそちらでもよろしくお願いいたします！(^_^) (2022年12月8日 23時) (レス) id: cbee6a2da8 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - 完結おめでとうございます！こじとあ大好きな私には本当に最高の作品で...いつも楽しく読ませていただいてました(^^)新作が楽しみすぎて思わずコメントしちゃいました♡とっても楽しみにしてます！ (2022年12月5日 1時) (レス) @page50 id: 703ded6795 (このIDを非表示/違反報告)
みすぅ〜たん(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品を楽しみに毎日過ごしてたと言っても過言ではありません、、作者さんの素敵な言葉遣いや文字面だけでも斗亜くんや小島くんを思い浮かべられるような性格やセリフで、最高でした♡また斗亜くん主役のお話待ってます⭐︎ (2022年11月24日 2時) (レス) @page50 id: b38fd00c88 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです…（ ; ; ）そちらの方も近いうちに書きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします！ (2022年8月24日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年8月3日 13時
