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貴方.
正「悩みながらもたくさんシフト入ってくれるAちゃんに、おじさんからご褒美あげよ」
『ありがとうございます……って、そんな、2歳しか離れてないじゃないですか』
正「後輩って皆ちっさく見えるもんよ？」
つい先日まで暑かったのに、今や夜はすっかり冷え込んでいた。
正門さんがくれたココアで暖を取りながら、家路に着く。いつも「駅までで大丈夫ですよ」と伝えているのに、ギリギリまで送ってくれるものだから、申し訳なく思っていた。
たかが2歳、されど2歳。
私が斗亜や拓哉くんのことを可愛がるのと同じように、正門さんも妹みたいに思ってくれてるのかな。
そう思うと、今の言葉も少し分かる気がした。
正「……Aちゃんさ、あんまり難しく考えすぎたらあかんで？」
『え？』
正「もっとシンプルでええと思うねん、俺は。無理して諦めんでもええし、静かに好きでいるって言う選択肢も悪くないよ」
『……でも、それは、』
正「待たせてる相手に悪い？」
『はい……結局、私の中途半端な行動で傷付けてるわけで』
正「それはなあ、Aちゃんが優しすぎるんよ」
ぽん、とまるで励ますかのように私の頭を撫でた正門さんは、「もうちょっと自己中になってもええんちゃう？」と笑った。
いつも優しい正門さんにそんなことを言われたら、何だか少し泣きそうになってしまう。
きっと変な顔だろうけれど、泣くのを堪えるためにも前を向いた。正門さんも、同じように前を向いて、私と同じ歩幅で歩き出す。
ゆっくりと、一歩一歩。
正「待つって言うたんなら、きっといつまでも待てるから。待つのがしんどくなったって言われたら、それはそこまでやと思うで」
『……なんか、正門さんって凄いですよね』
正「え？おれ？」
『人生何周目なんだろうって……』
正「んはは！Aちゃん、ほんまおもろいわぁ」
まるでペットや小さな子供にするように、優しく優しく頭を撫で回される。
包容力って言うのかなあ。やっぱり同年代とは違う気がする。何だかちょっとだけ心が楽になったような。
『正門さん、ありがとうございました』
正「ん？俺は何もしてないよ」
『ほんとにそういうとこですよね、モテるの……』
このまま談笑して帰る、いつも通りの帰り道……だったのに、
「Aちゃん！！」
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流星(プロフ) - あっぷるさん» あっぷるさん、ありがとうございます（ ; ; ）私も2人が大好きで、完結までちゃんと書けてほっとしております〜！新作も執筆中ですので、もし宜しければそちらもよろしくお願いいたします！優しいお言葉、ありがとうございます！(^_^) (2022年12月8日 23時) (
レス) id: cbee6a2da8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - みすぅ〜たんさん» みすぅ〜たんさん、ありがとうございます（ ; ; ）書きたい！と思って書いていた作品をこんなふうに褒めていただき、本当に嬉しく思います！コイワズライという斗亜くんが主役のお話を執筆中ですので、もし宜しければそちらでもよろしくお願いいたします！(^_^) (2022年12月8日 23時) (レス) id: cbee6a2da8 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - 完結おめでとうございます！こじとあ大好きな私には本当に最高の作品で...いつも楽しく読ませていただいてました(^^)新作が楽しみすぎて思わずコメントしちゃいました♡とっても楽しみにしてます！ (2022年12月5日 1時) (レス) @page50 id: 703ded6795 (このIDを非表示/違反報告)
みすぅ〜たん(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品を楽しみに毎日過ごしてたと言っても過言ではありません、、作者さんの素敵な言葉遣いや文字面だけでも斗亜くんや小島くんを思い浮かべられるような性格やセリフで、最高でした♡また斗亜くん主役のお話待ってます⭐︎ (2022年11月24日 2時) (レス) @page50 id: b38fd00c88 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです…（ ; ; ）そちらの方も近いうちに書きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします！ (2022年8月24日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年8月3日 13時
