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貴方.
苦しい、気持ちいい、死にそう、気持ちいい、
相反する感覚が交互に襲ってきて、脚の力が抜けていく。体と心は別のものだとは思うけれど、こうも分かりやすいと少し不安だ。
ずっとそばにいた人にこんな風にキスされてるのに、上手く拒むことができない。
それどころか、次から次へとやってくる快楽に身を委ねようとさえしている。恥ずかしくて死にそうや、こんなの。
当の本人である誠也くんは、いたって普通の顔でキスしてくるし。それも触れるだけじゃ飽き足らず、唇の間を器用に舌で割ろうとまで……必死に抵抗してるけど、もう時間の問題や。
流されてしまえ、そう思う自分と、絶対にあかん、そう必死に揺さぶってくる自分が大喧嘩してる。
末「A、……くち、あけて」
『んんん……ん〜、』
末「大丈夫やから、」
何で嫌ちゃうねん、あほ。自分のあほ、ばか。
そりゃあ誠也くんのことは大好きやもん。嫌なわけがない……って言うたら誤解を招くかもしれないけど、恋愛云々は置いておいて、好きなんやからさ。
ていうかそもそも、これって何なん？何のキス？ライブ終わってテンション上がって、盛り上がっちゃってその流れで……みたいな？
やとしたらやばいやん、絶対に。動物ちゃうんやから、
……とは思いつつも、大人の恋愛って皆こうなんかな。もしかしたら私が子供すぎるだけ？
ぐるぐると葛藤していると、プチプチとボタンの外れる音がして。
やけに涼しくなった胸元に、何かが太腿の辺りを撫でる感触。そこで一気に意識が戻ってきた。
『何をおっ始めようとして……！』
それだけはあかんやろ……！
いや、キスもあかんけど！でもまだそこは、なんか、じゃれ合ってただけ……みたいな言い訳が通用するかもしれへん。でもその先は絶対にあかんやろ……！
慌てて誠也くんを突き飛ばして、そばにあったスマホやら荷物を手に取る。
『お、お互い、頭冷やした方がええから……今日は私のこと探さんとって！おやすみ！』
スリッパも履かずに、部屋を飛び出した。
もうどこでもええから入れて……そんな思いでノックしたドアの向こうにいたのは、正門くんと小島で。
正「え、A……どうしたん、そんな裸足で、」
小「……お前なんかはだけてない？」
正「ほんまや！え、はよ入り？寒いやろ？」
『ごめん、ほんまに、ごめんなさい……』
私やって流されそうになったくせに、誠也くんが悪いんとちゃうよなあ……
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流星(プロフ) - 季木さん» 季木さん、コメントありがとうございます！誠也くんも良いですよね〜…！いざ気持ちを揺さぶられたら冷静さを欠いてしまうのは、きっと男の子ならいくつになっても変わらないだろうな、そう思っています(^_^)今後もたくさんキュンキュンしてもらえるように頑張ります！ (2022年11月3日 1時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - Mamecccchiさん» Mamecccchiさん、コメントありがとうございます！そうなんですよね！誰よりも男らしい小島くんが本当に好きで…だからこそそう言っていただけて本当に嬉しいです（ ; ; ）こちらこそ、いつもありがとうございます！これからも頑張りますね(^_^) (2022年11月3日 1時) (レス) @page48 id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
季木(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます！私は誠也くんとの絡みが1番好きです。年上で余裕そうなのに余裕ぶれない誠也くんが最高に好きです！ (2022年11月2日 7時) (レス) @page46 id: ab79164d22 (このIDを非表示/違反報告)
Mamecccchi(プロフ) - 男らしくて優しい小島くんは本当に最高ですよね、、、。流星さんが描く小島くん像ほんとに最高すぎます、、、。私的にはどこにも行くななんていえない。が一番好みです、、。いつも素敵なお話ありがとうございます！ (2022年11月1日 18時) (レス) @page44 id: b37d1445e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年7月28日 21時
