63. きっと治りやしない ページ13
正門.
正「……なあ、ほんまに、俺おっても良かったん？」
大「何でやねん、久々の同期会やん」
正「それはそやけど、ドラマの打ち上げなんちゃうん？」
Aと大吾、そして廉。俺たちの共通点は同期であることやから、大吾の言う通り、まあ同期会と言えばそうなるんやけど。
クランクアップしたとは言え、3人は同じドラマに出ていた。一区切り付いたからご飯でも、そんな風に決まったんちゃうやろか。もしそうやとしたら俺ってここにおってええん？なんて思ったり。
不安そうな俺を見て、大吾はなぜか呆れたように笑った。
大「別にそういうんちゃうし、もし正門呼ばんかったらAぇさんえらいことなるんちゃう？」
正「……え、なんで？」
大「Aが言うてたで。ちょっとドラマ撮影行ってただけやのに、大晴と正門くんに心配された〜って。過保護も程々にしいや？」
心当たりがありすぎるな、それ……
俺と大晴が不安になったのは、まあとにかく廉のことがあったからやねんけど。何も起こらんとは言い切られへんかったし、少しでも廉のそばにおったら、A自身が持っていかれそうな気がして。
俺のAとは言われへんよ。そりゃあ。
それでもやっぱり、AぇのAでおってほしいから。
「気持ちは分かるけど」と笑う大吾に頷いていると、個室のドアが開いた。さっきまでトイレに行っていた廉が戻ってきて、あとはAの到着を待つだけ。
永「A、別仕事なん？」
正「何か雑誌の撮影って言うてたわ、ファッション誌かな」
大「え、楽しみやなあそれ。絶対かわええやん」
永「せやな、いつ発売か後で聞こ」
ちょっと前までは自分の気持ちを隠してたくせに、最近の廉はそんな感じがしやんくなった。何やろ、オープンすぎるというか。多分それは大吾から見ても感じるみたいで、さっきから居心地悪そうに俺のことをちらちらと見ている。
まだ好きなん？とか、そんなん聞かれへんやろ。好きでいることはその人の自由やから。
選ぶかどうかはA次第やし。うんうん。
大「……あ〜、な、先に頼んどこか。正門ビールでいい？廉は？」
永「俺も同じのでええよ、ありがと」
大「おっけー」
俺と大吾が隣に座ったことで、自然と空いた廉の隣。
A、そこに座るんかあ……はあ。やらかした。
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流星(プロフ) - 季木さん» 季木さん、コメントありがとうございます！誠也くんも良いですよね〜…！いざ気持ちを揺さぶられたら冷静さを欠いてしまうのは、きっと男の子ならいくつになっても変わらないだろうな、そう思っています(^_^)今後もたくさんキュンキュンしてもらえるように頑張ります！ (2022年11月3日 1時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - Mamecccchiさん» Mamecccchiさん、コメントありがとうございます！そうなんですよね！誰よりも男らしい小島くんが本当に好きで…だからこそそう言っていただけて本当に嬉しいです（ ; ; ）こちらこそ、いつもありがとうございます！これからも頑張りますね(^_^) (2022年11月3日 1時) (レス) @page48 id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
季木(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます！私は誠也くんとの絡みが1番好きです。年上で余裕そうなのに余裕ぶれない誠也くんが最高に好きです！ (2022年11月2日 7時) (レス) @page46 id: ab79164d22 (このIDを非表示/違反報告)
Mamecccchi(プロフ) - 男らしくて優しい小島くんは本当に最高ですよね、、、。流星さんが描く小島くん像ほんとに最高すぎます、、、。私的にはどこにも行くななんていえない。が一番好みです、、。いつも素敵なお話ありがとうございます！ (2022年11月1日 18時) (レス) @page44 id: b37d1445e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年7月28日 21時
