11 ≫ 補充。 ページ11
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それから、パンクハザードに着くまでの数ヶ月間。
私は今まで以上に努力した。
猫には、泥棒猫という言葉があるように、
私は悪魔の実を食べてから、人の技やモノを盗むのが得意になった。
この船のクルーになってから本を読み漁っていたのも、この能力を活かすためだ。
確か、麦わらの一味にも泥棒猫と呼ばれる人がいるらしい。…話してみたいな…。
そして、ついにパンクハザードへ着く前日。
みんなが豪華な料理を振る舞ってくれた。
「おいしいいい！！ありがとう！！！」
ベ「キャプテンもAもいなくなるって寂しくなっちゃうなあ…」
ベポの言葉に少し泣きそうになっていると、
ペンギンが私のお皿にどんどん料理を入れていく。
ペ「いっぱい食べろ！！お前なら大丈夫！！」
シ「そうだぞ！！A、キャプテンを頼んだ！！」
そう言って2人から頭をガシガシと撫でられる。
…泣かない泣かない泣かない…！
「ペンギン〜シャチ〜！！！」
2人を抱き締めるとすぐにローさんから引き剥がされた。
ペ「たまには…！たまにはいいじゃないですかキャプテン…！！」
シ「俺ら、Aにしばらく会えないんですよ！？」
「ふふっ！」
2人の必死な姿に思わず笑ってしまった。
ペ「Aも笑うなよ！」
「やっぱり、みんなといるの楽しいね！」
シ「もー可愛い！！！」
ロ「…バラされたいか？」
そうして、楽しいご飯も終わって、
眠る時間になった。
私が人間だとわかってからローさんとは別々の部屋で寝ていたが、ローさんはその夜、私を部屋に呼んだ。
「ローさん？」
そう言いながら入ると、
ローさんは本を読みながら私を待っていた。
ロ「…A、こっちに来い」
ローさんの前に立つように言われた私は素直に従う。
すると、私の腰に両手を回して強く抱き締めるローさん。
「えっ…！？ロ、ローさん！？」
ロ「…しばらく、人間のお前を見ることが出来ないからな…補充させろ」
そう言って、私を離さないローさんは
何だかいつもと違って子どもに見えた。
「ペンギンとシャチにしたら怒ってたのに…」
ロ「…うるせェ」
顔は見えないけど、きっと不貞腐れるんだろうと思う。
普段はかっこよくて頼りになって強いのに
今は本当に可愛い。
答えるように私も腕を回すと、
ローさんはより一層力を込めて私を抱きしめた。
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っちゃん - 面白いです！！頑張ってください！！ (4月2日 21時) (
レス) @page22 id: e208a5b636 (このIDを非表示/違反報告)
なの。(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！更新不定期で申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします！ (2019年10月21日 23時) (レス) id: a222c34c2b (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白く良かった作品です。続きが凄く楽しみです。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年10月21日 19時) (レス) id: 03dd8ecefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの。 | 作成日時：2019年10月8日 19時
