検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:22,092 hit

#49 ページ4

貴女side



『は...!?』


振り返って真昼くんを見ると、彼の右腕から何かが滴り落ちていた。


んんんー...???

あれ、もしかして血...だよな?

いや、血だ。もしかしなくても絶対に血だ!!赤いし!!


私は帰ろうとした足を止め、真昼くんの元へとすぐさま引き返した。


クロ「なあ、あいつこっちに戻って来てねえか?」

真昼「どうしたんだろ...?」


ガシッ


真昼「へっ!?」


私は血を流しているその腕を掴んだ。


真昼「は、花園さん!?///どどどうしたn」

『何これ』

真昼「え?何って...」


流れている血が彼の視界にしっかり入るように、掴んだ腕を「ん」と突き出す。

すると真昼くんはそれ気が付かなかったのか、顔色がみるみるうちに真っ青になった。


真昼「いっ!?」

クロ「おい、真昼...血止まってねぇぞ」

真昼「そんなのわかってるよ!...あ、花園さん!その、これは何でもないから!な、なぁ!クロ!」

クロ「俺に振るなよめんどくせー...」


真昼くんの作り笑顔、というか苦笑いすごい。

本当に何でそんなに焦ってるの。

いつもと様子が違う真昼くんも、なんだかんだいつまでもこいつらをほっとけない自分も、本っ当に意味わかんないし、



マジでイラつく。


『はぁーーー...』


取り敢えず、


『ちょっと来い』

グイッ


掴んでた腕を離し、代わりに彼のネクタイを引っ張って歩き出した。


真昼「ちょ、来いって、どこに連れてくんだよ!?」

『うるさい。いいから黙ってついて来い』

真昼「ひっ...」

クロ「じゃあな真昼、俺は帰r」

『お前も来るんだよ』

クロ「......」

#50→←#48



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
132人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年8月25日 20時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - もちょぽてと。さん» ありがとうございます!遅くなるとは思いますができるだけ早く更新できるように頑張ります! (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 望さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張って更新します! (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - ミュさん» はい!がんばります!!! (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 夜行猫さん» ご指摘ありがとうございます。その点につきましては、「クロ」と呼び捨て、ということにさせていただきます。 (2017年9月2日 22時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:三河。 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/  
作成日時:2017年7月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。