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『帰ろか』
泣き止んだ私の手をとり、私の歩幅に合わせて歩いてくれる。
でも私にはどうしても引っかかることが…
「…先輩、」
『ん？どした』
「女が嫌いって…ほんとですか？」
『…なんで？』
「女嫌いなのに、なんでニコニコ愛想振りまいてるのかなって思って…嫌いだったら無視すればいいのに、」
『んー…まぁ俺もいろいろあんねん』
「そのいろいろ、教えてくれないんですか？」
すると先輩は急に足を止めて、私の顔を覗き込んできた。
『なんや、俺の事好きになっちゃった？だからそんな俺の事知りたいの？』
真剣な眼差しを向けられて、目を逸らせるはずもなく、しばらくの間見つめあった。
「…ち、違います！ただの好奇心です！」
『ふーん』
「だ、大体女嫌いな先輩のこと好きなったって損するだけじゃないですか」
言い逃げしようとするけど、手を強く握られてそれすらできなくなった。
『それは分からへんよ？俺やって男やし、女の子の弱ってる姿とか見ちゃうと守りたくなるもんやで』
弱ってる姿って、さっきのこと…？
いやいや、そんなわけ…
『Aちゃんが弱ってるとこ見せてくれたの、結構嬉しかったで？守りたなった』
あったーーーーーー！！
は？守りたくなった？先輩が？私を？
え、そんなことあり？
『好きになったわけではないで』
「…わ、分かってますよ！先帰ります！」
『おーおー元気やなぁ。ほなまた明日な！』
一瞬でも期待した私がバカだった！
…期待？なにを？
…いやいや、考えるのやめよ
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ましゅまろ(プロフ) - 千羽さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！頑張りますありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (
レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
千羽(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！いつも、次の展開が気になります！それに見入ってしまいます(笑)私はタカシくんが大好きなのでタカシくんとくっついて欲しいと切実に願ってます！更新大変かと思いますが頑張って下さい！楽しみに更新されるの待ってます(^o^) (2018年12月23日 3時) (レス) id: 049a9afd19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろ
| 作成日時：2018年11月29日 17時
