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『おはよ』
「おはようございます」
『あれ、今日は犯罪です！とか言わないんやな』
「…昨日、先輩が悪い人じゃないって分かったんで」
『はは、それは良かったわ笑』
今日もドアを開けると、先輩が門の前に立っていた。
でも今日は不思議と嫌な気持ちにならなかった。
「純白だとは思ってないですけど」
『前にも言ったやろ、純白な人間なんておらんよ』
なんでその言葉を言う時、いつも寂しそうな顔をするんですか？
私の知らない先輩のこと、教えて欲しいなんて
"ニセ"の彼女の私には、図々しいことですか？
『あ、せや。今日委員会あるから一緒に帰れへん』
「分かりました」
『…え、終わり？もっとなんかないん？なんか、こう…待ってますとか、寂しいですとか、さ…』
「言ってほしいんですか？」
『そりゃお前、女子にそんなん言われたら男心ギュンなるわ』
「私が言ってるとこ想像してください」
『おん、…気持ち悪いな』
「腹黒野郎め」
『冗談やん！ごめんて！』
「ははっ…」
『…笑った』
その言葉を聞いて、咄嗟に顔を隠す。
「…笑ってません」
『嘘やん！今笑ったよな！？なんで隠すん！』
私の手をどかそうとしてくるけど、めちゃくちゃ力を入れてそれを阻止する。
「なんやぁ…女の子は笑ってた方がかわいいで」
そう言うと、私の頭をくしゃっとして私が追いつけるゆっくりなペースで歩き出した。
ごめんなさい、先輩。
私、人に笑顔を見せるのが怖いんです。
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ましゅまろ(プロフ) - 千羽さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！頑張りますありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (
レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
千羽(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！いつも、次の展開が気になります！それに見入ってしまいます(笑)私はタカシくんが大好きなのでタカシくんとくっついて欲しいと切実に願ってます！更新大変かと思いますが頑張って下さい！楽しみに更新されるの待ってます(^o^) (2018年12月23日 3時) (レス) id: 049a9afd19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろ
| 作成日時：2018年11月29日 17時
