番外編ー予知できない心ー ページ50
続編は鋭意製作中…。
その前に番外編として、今だ謎多き友人、小太郎と主人公の出会いのお話をちょこっと書いておきます。
○
小太郎「ねぇ、君。未来予知ができるらしいね？」
A「……なに？」
小太郎「いや。君の行動がいつも的確だからさ？気になったんだよ」
一年生の頃。
…そいつの名は、日丸谷小太郎といった。
飄々とした楽観的な態度。かと思えばその整った顔立ちにモノを言わせ、世間体は最高。正直、俺も最初のこいつのイメージは「真面目な奴」だった。
小太郎「やるねぇ。でもそれ手品とかではないでしょう？もっと物理的な力だ。…タネはなんだい？」
A「貴様に話すことなど…」
小太郎「ふむ。ない、か…じゃあこうしよう」
俺が最後まで喋る前に、小太郎は別の提案をしてきた。
小太郎「僕と勝負しよう。内容は、【僕の未来を何か一つ予知すること】それができたら君の勝ち。できなかったら君の負け…」
単純明快な勝負だった。
おまけに俺が勝ったら音ノ木坂のとっておきの情報を教えてくれるらしい。
とっておきがなんだか知らんが、やるだけやるのもいいだろう。
A「ククク…！後悔するなよ？」
小太郎「はいよー」
俺はこの身の程知らずに現実を突きつけるべく、俺は眼帯とグローブを身につけ、右手を顔に当てた。［集中］の構えである。
完璧な未来予知はこの頃まだできなかったものの、ある程度なら分かった。
だから、そこで未来はちゃんと見えるはずだった。
A「つぅ…！」
瞬間。俺の頭にノイズが響き、［集中］が解除される。
未来は、見えなかったのだ。
思考による未来予知。
勝負に負けた俺が小太郎にそういうと、小太郎は「なるほど」と確信づいたように頷いた。
小太郎「確かに、それじゃあ無理だね」
A「ど、どういうことだ」
小太郎「まぁ、色々あるってことだよ。鳥」
A「とり…鳥ってなんだ！？俺のことか！」
小太郎「あぁーごめんごめん。名前忘れちった〜」
A「鳥丸Aだ！覚え…」
小太郎「ほんじゃあ鳥、またあした〜」
A「待たんかぁあ！！」
こいつの未来予知ができない。
それは、俺が心の存在を予知できないことだと知ったのは、もう少し先の話…。
○
いかがでしたか？作者的に小太郎は地味に気に入ってるキャラです。
はてさて、これからμ'sの面々と共に物語をどこまで引っ張ってくれるのか…。
続編にご期待ください！
なのですが、作者スランプ中につき、暫くお待ちを
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菊(プロフ) - こちらでも生存報告しておきます。私生活多忙のため、続編を書けていないこと、誠に申し訳ございません。完結まではもっていくつもりですので、どうか長い目で見守ってください (2015年5月13日 18時) (
レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 何とか生存しててよかったです。無理しないで頑張ってください (2015年3月6日 21時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - うえぽんさん» 一応生存報告をw学校でテスト中でして製作止まってますw復帰は2日後か3日後となります… (2015年3月6日 7時) (レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 続編ファイトだよ！ (2015年3月5日 20時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 自分もミューズのメンバーはすきだけど、ことりと花陽が好きですね。更新お疲れ様です♪ (2015年3月2日 20時) (レス) id: 52f8adeea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2015年1月12日 13時
