真姫編 �� ー貴方の答えはー ページ44
A「どうした、真姫。何をそんな親の仇を見つけたみたいな顔をしている」
Aが私達μ'sを手伝い始めて少し経った後。
もうすぐ二学期が始まろうというところで、私はある決意をしていた。
…告白、してやるわ！
正直、ただの友達、でいることが耐えられなかった。
この人は私が望む物を全て持っている。
この人には、私だけを見ていて欲しい。
そんな欲が湧いた。
私はAを放課後教室に呼び出した。
Aは要件を聞きもせずに、二つ返事でオーケーしてくれた。
今思えば、あの時、Aは未来が分かっていたのかしら…。
そして、運命の放課後。
…私は彼に告白した。
私は貴方のことが好き。
力強さも。安心するような声も。頭の回転の速さも。リーダーシップも。
私は、全部好きなのよ。
しかし、私のこの想いは実らなかった。
そして、現在。
私は誰もいない部室で、Aにもう一度告白をした。
…同じ言葉で。一言一句漏らさずに。
Aは困惑しているようだった。
どう答えればいいのか、迷っているんだと思うけれど。貴方がどう答えるかなんて、決まっているじゃない？
真姫「貴方は、私を彼女にしたいかしら？」
Aの性格とかどうでも良くて、いや。最初の目的は、こうやって言えば、あの時のように断ると思った。そうすれば性格の記憶は戻る、と考えていた。
けど、今はそんなのを考えられなかった。
ただ、この人を私の物にしたい。
その願望だけが強く前に出てしまう。
A「僕は…」
Aは言葉に一瞬詰まって、キッと顔を上げた。
A「僕の頭に浮かんだ言葉を、言うね」
真姫「…ええ」
Aは一息置いた後。一気にこう言った。
A「すまない、真姫。俺は、お前の期待に応えることはできない。…俺は、そういう物を作れないんだ。…理由は言えん。けど、俺は…いいや、僕は。君とはお付き合いできない…。ごめんなさい」
…そう。最後だけ。一瞬だけ。貴方は貴方になった。その言葉は、あの時の私を振ったときと同じ。
Aは、私の頭を撫でて、こう続けた。
A「だが、中々やるな、真姫。前とは違って、今回のお前の言葉は…ちょっと心が揺れた」
真姫「…ようやく戻ってきたわね」
A「ああ。長らく待たせたな。鳥丸A。復活だ」
こうして、Aの記憶は戻った。めでたしめでたし。
…そのはずが。
私の目からは、涙が溢れ続けた。
Aはそんな私の事を、ずっと優しく撫で続けてくれた。
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菊(プロフ) - こちらでも生存報告しておきます。私生活多忙のため、続編を書けていないこと、誠に申し訳ございません。完結まではもっていくつもりですので、どうか長い目で見守ってください (2015年5月13日 18時) (
レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 何とか生存しててよかったです。無理しないで頑張ってください (2015年3月6日 21時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - うえぽんさん» 一応生存報告をw学校でテスト中でして製作止まってますw復帰は2日後か3日後となります… (2015年3月6日 7時) (レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 続編ファイトだよ！ (2015年3月5日 20時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 自分もミューズのメンバーはすきだけど、ことりと花陽が好きですね。更新お疲れ様です♪ (2015年3月2日 20時) (レス) id: 52f8adeea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2015年1月12日 13時
