二十九章ー変えるためにー ページ36
さて、流石にここまで来たら尻込みはしていられない。
やれるだけのことはする。
そんで、その後、俺は音もなく消えていく。
A「…もう、それで十分だろう…？」
俺は、自問自答を繰り返しながら、その日を過ごした。
翌日の朝。
海未からメールがきていた。
海未「突然、あんなことを言い出してごめんなさい」
A「いや。別に構わん」
メールの内容は、『一緒に学校に行きませんか？』との事だった。
断るわけにもいかないので、俺は海未と共に登校していたのだった。
海未「こうして、Aと一緒にいるっていうのは久しぶりですね」
A「そうだな…そうなのだが、海未よ。引っ付くな」
海未「いいではありませんか。減るものじゃありません」
さっきから、海未が俺の右腕にしがみついて離れない。この状況、どうしたものか…。
小太郎「あるぇ？鳥〜今日は園田さん？相変わらずのタラしっぷりで」
A「そぉい！！」
小太郎「うわ、ちょっ！あっぶね！」
後ろから声が聞こえたので思いっきり足を蹴り上げてみたところ、回避された。
A「小太郎…貴様昨日はよくもやってくれたな…」
小太郎「…何のことか分からないから取り敢えず」
カチリ。という音と共にシャッターが切られる。
小太郎「いいネタをありがとね！」
A「って、待たんか！？」
海未「きゃあ！」
海未の手を引いて全力で逃げる小太郎を追いかける。
あの野郎、やりやがった…！
海未「ちょ…A…待ってくださ、い」
A「すまん、海未。大丈夫か」
いつの間にか息が切れていた海未を見て、走るのをやめる。
小太郎の姿は既にない。追うのは無駄か。
海未「な、なんというか…ようやく、普通のAに戻った気がします」
A「…そうか？」
海未「はい。昨日のような話があって、どうなるかと思いましたが…」
A「まぁ、俺は元々未来を承知の上で生きてきたんだ。今更…」
μ's達についてもある程度踏ん切りがついた…というフリをすることにした為、気にしない。
海未「でも、このまま。なんてわけにはいきません。必ず、どうにかして未来を変えてみましょう」
A「俺の能力を一番疑っていた奴からそんな言葉が聞けるとはな」
海未「Aは、自分が死ぬなんていう嘘はつかない人ですから」
どうやら、俺はあそこまで酷いことを言ったというのにまだ信頼されているようだった。
取り敢えず、皆に謝るべく、俺は放課後を待つのであった。
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菊(プロフ) - こちらでも生存報告しておきます。私生活多忙のため、続編を書けていないこと、誠に申し訳ございません。完結まではもっていくつもりですので、どうか長い目で見守ってください (2015年5月13日 18時) (
レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 何とか生存しててよかったです。無理しないで頑張ってください (2015年3月6日 21時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - うえぽんさん» 一応生存報告をw学校でテスト中でして製作止まってますw復帰は2日後か3日後となります… (2015年3月6日 7時) (レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 続編ファイトだよ！ (2015年3月5日 20時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 自分もミューズのメンバーはすきだけど、ことりと花陽が好きですね。更新お疲れ様です♪ (2015年3月2日 20時) (レス) id: 52f8adeea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2015年1月12日 13時
