にこ編 �� ーにこの王子様ー ページ21
少し、子供っぽいことに憧れてた。
白馬に乗った王子様が、にこの元に現れてくれる…。そんな夢物語。
アイドルに憧れて、自分もそれを目指しているうちに、そんなことすっかり忘れてたけど。
「あいつ」に出会って、にこは、その夢を少し思い出してしまった…。
にこがあいつと出会ったのは、穂乃界が部室に連れてきた時。
穂乃界「みんなー！助っ人呼んできたよ！」
A「まず拉致られた事情を説明してもらおうか！」
第一印象。「なんなのコイツ」
なんで眼帯してるのよ。しかも十字架のデザインの。そして指ぬきグローブはいいけどなんで右手だけにしかしてないのよ。
などなど、ツッコミたい気持ちはあったけど。
どうやら穂乃界達の幼馴染のようだった。
やけにうるさくて、やけに自信家。そのくせ結構押しに弱かったりする。
A「ぬう…まさか、考える暇もなく拉致されるとは…」
にこ「あんたも大変なのね」
それから数日は部室にAが来て、にこ達を手伝うようになった。道具の調達とか、踊りの感想とか、そんなものだったけど。
にこは、自然とよく話すようになっていた。
そんなある日のこと。
にこ「部活が中止？」
A「ああ。どうやら、学校自体に生徒が残れん日らしい」
そんな連絡を、Aがしに来た。
にこは、わかった。とだけ返事をしたんだけど…。
A「…にこさん。道中転ばないように気をつけた方がいいぞ」
そんな事を言われた。…ひょっとして、にこを何処かのアホの子みたいに見てない！？
なんて、ちょっと怒ったけど、そいつの言ったことは結構すぐ分かってしまった。
下校中、案の定転んで足を挫いてしまったのだ。…歩けないし…。
どうしようか。そう思っていたら…。
A「やれやれ。言ったぞ、俺は」
Aは、やって来た。
肩を貸してくれながら、Aは自分の予知能力とかいうのを語り出す。それはどうでもいい話だったけど、それがにこを助けてくれたなら、まぁいいかな、なんて思ってたり。
A「フッ…まぁ、いざとなったら、何処へでも助けに言ってやろう」
にこ「なんで偉そうなのよ」
その言葉には、本当に何処へでも来てくれるような力があって、不覚にも、にこの心臓は少し跳ねてしまった。
そして、今日の事件。
あいつは、本当に、来てくれた。
握ってくれている手をしっかりと握り返しながら、にこはAに言った。
にこ「ありがと…」
きっと貴方は、にこの王子様。
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菊(プロフ) - こちらでも生存報告しておきます。私生活多忙のため、続編を書けていないこと、誠に申し訳ございません。完結まではもっていくつもりですので、どうか長い目で見守ってください (2015年5月13日 18時) (
レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 何とか生存しててよかったです。無理しないで頑張ってください (2015年3月6日 21時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - うえぽんさん» 一応生存報告をw学校でテスト中でして製作止まってますw復帰は2日後か3日後となります… (2015年3月6日 7時) (レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 続編ファイトだよ！ (2015年3月5日 20時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 自分もミューズのメンバーはすきだけど、ことりと花陽が好きですね。更新お疲れ様です♪ (2015年3月2日 20時) (レス) id: 52f8adeea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2015年1月12日 13時
