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情けない ページ21

あの事件から1週間がたった。


やっとまともに生活できるようになったもののあの日の光景はアタマから消えてくれない。


目をつぶると鮮明に記憶が蘇ってまともに寝れないし、ご飯も食べる気にもならない。


このままじゃ体がもたないことも、倒れたらまた心配かけることもわかってる。

........分かってるけど、。


事件から1週間程はTRIBEメンバーの家に泊まってたりしたけどさすがに迷惑と思い、最近はHIROさんが作ってくれた事務所の端にある作詞するための部屋に寝泊まりしている。


普通の部屋みたいにキッチンや冷蔵庫、ベットテレビも完全完備なので生活に困ることは無い。


コンコン

「「やっほ〜っ」」

部屋に訪ねて来たのはてっちゃんと啓司くんだった。


『どうしたの、?』


啓「ん?夜飯食いに来た。」


『え?』


T「ここん所何も食べてなさそうだったから啓司と行こうって話してたんだよ」


啓「うっわーよかった材料買ってきて、
なんにも入ってねえ、笑」


T「啓司が作ってくれるから、一緒にご飯食べよ?」


『うんっ』


啓司くんが作ってくれたのは卵うどん。
何も食べてなかったのに急に食べ物食べたら胃がびっくりビックリするからって優しめのものを作ってくれた。


『 おいし、』

啓司くんが作ってくれたご飯はとても美味しくてあっという間に完食してしまった。

そして食後にコーヒー飲めない私にてっちゃんが特製のラテを作ってくれた。


T「食欲あってよかった。
最近やつれてくのみて心配だった。」


『ごめんね。心配かけて。』


啓「食べるのなかったらいつでも呼べ。
俺が作ってやるから。だから食べないのはやめろ。」


『ありがとう。』


T「A。1人じゃないよ。
誰も頼られることを迷惑なんて思ってない。
だから辛くなったら頼れ。無理して抱え込むな。」


てっちゃんの言葉が心にスッって入ってきて心が軽くなった気がした。


『ねえ、てっちゃん。』

T「ん?」


『今日てっちゃんの家行っていい?』


T「あはっ、おいで」


啓「TETSUYAずり!俺も泊まる〜〜」


『てっちゃん。啓司くん。ありがとう。』


啓「Aは笑顔がにあうぞ〜っ」


その日はてっちゃんの家に3人で帰った。
寝れなかったのが嘘みたいに久しぶりにゆっくり寝れた。

その日からまたメンバーの家に泊まらせてもらうようにした。


ゆっくりでいい。
ちゃんと向き合わなきゃ。


2人のおかげでその日から前を向けるようになった。

TWICE→←姫



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Dream(プロフ) - 龍神朱牙さん» 遅くなりすみません!ありがとうございます!! (2019年5月10日 21時) (レス) id: 092d8f1e70 (このIDを非表示/違反報告)
龍神朱牙 - すごく面白かったです! (2019年5月8日 6時) (携帯から) (レス) id: 29b790b576 (このIDを非表示/違反報告)
Dream(プロフ) - 龍神朱牙さん» なかなか更新できなくてすいません、今書いてるのでもう少し待っていてくれたら嬉しいです、! (2019年5月7日 13時) (レス) id: 092d8f1e70 (このIDを非表示/違反報告)
龍神朱牙 - Dreamさん» TWICEはいつ出てきますか? (2019年5月2日 23時) (携帯から) (レス) id: 29b790b576 (このIDを非表示/違反報告)
龍神朱牙 - 更新お願いします (2019年4月30日 11時) (携帯から) (レス) id: 29b790b576 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:dream | 作成日時:2018年7月7日 21時

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