【過去】 ページ25
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昔から、雷が好きだった。
光が綺麗だと思った。
祖母に、雷は 浄化…つまりは綺麗にする力があると聞いたからだそう。
綺麗好きになったのは神社の掃除をしてから。
あの厳しい祖父に唯一褒められたのが掃除だった。
「(私の取り柄は“掃除”…綺麗にする事なんだ…！)」
柄にもなく、初めて何かに熱中した。
学校では、
「澪雨ちゃんって全然喋らないよね…」
「うん…近づきにくい…」
「でもさ、ずっと一人で寂しくないのかなぁ」
「もうっ 皆 椿木さんのことよりさぁ!」
なんて言われてた。
最初は「私も友達作らなきゃ」とか思ってたけど。そんな無理して作らなくても良くね？って思い始めてから別にどうでも良くなった。
そうして、私はどんどん孤立していった。
成績 中の上。生活態度 上の下。
どうって事ない日々を過ごしてた。
そんな、学校であったことを思い出している最中、
大きく光り、激しくなる轟音が 街を襲うような大きさで鳴った。
途端、ザァァァ と強くなる雨。
「綺麗…！」
齢12の少女…私は巫女服を着て、神社の隣の和風建築な家の中で 襖を開け正座していた。あくまで雷がちゃんと見れるように。
そして私は待っていた。
両親の帰りを。
この豪雨の中、呪塊に襲われているとも露知らず。
ひたりひたりと己にも危機は迫っていた。
何やら恐ろしい形をしたそれは腕であろうところを天高くに振り上げた。
「？…おばぁちゃ…」
何かに勘付いたか、斜め上を行く回答を出した少女は目を見開いた。
時すでに遅し、もう呪塊は腕を振り落とした。
ぎゅぅっと目を瞑る。
…だが、一向に痛みが来ない。
恐る恐ると目を開けると、
薙刀を持った祖母と、日本刀を持った祖父。
どちらも、神社に置いてあったもの。
話を聞けば、どちらも自分のものだと言う。
縁側に出て、一歩足を退がると、そこに縁側はなく、ずるり と地面に落ちた。
痛さなんて感じなかった。それよりも恐怖が勝っていたから。
少女は豪雨の中で立っていた。
祖父母二人が呪塊と戦っているところを見ながら。
段々と息が荒くなっいた。
もしや、両親もこんな風になっているかもしれない と遅いけれど 感じてしまった。
色々な感情が混じりに混じって、また雷が鳴った。
祖父母は気にしなかったが、呪塊はこちらを向いた。呪塊が見たのは、少女の目に稲妻が走った様な“雷”の文字。
また一つ、雷が鳴った。
次は、違う所に。
_____少女は泣いていた。
＊巽葉織【募集企画】青春、ください。→←＊椿木澪雨【募集企画】東京祓神物語。
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まぁち(プロフ) - 佳子さん» はい！呼び方、了解致しました！こちらこそ、これからよろしくお願いします！！ (2018年12月3日 16時) (
レス) id: 62297e8ca7 (このIDを非表示/違反報告)
佳子 - はい！こちらも咲遊ちゃんと呼ばせていただきますね！これからよろしくお願いします。 (2018年12月3日 16時) (レス) id: 6d01fe97ff (このIDを非表示/違反報告)
まぁち(プロフ) - 佳子さん» こちらこそありがとうございます！はい！大丈夫ですよ！あっ、呼び方なんですが、「ましろちゃん」で宜しいでしょうか…？ (2018年12月2日 12時) (レス) id: 62297e8ca7 (このIDを非表示/違反報告)
佳子 - わぁ…すごくいいですね！本当にありがとうございます！テンプレに咲遊ちゃんとお友達、と書いてもよろしいでしょうか？ (2018年12月2日 12時) (レス) id: c6e1b1dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち(プロフ) - 佳子さん» お友達ですか！了解致しました！そうですね…！良いと思います！！ましろさんが軽音部のドラム担当とのことなので、ダンスの練習時の曲とか、「手伝って〜！！」って言って無理矢理ドラム叩かせようとしますね……咲遊のことなので…！← (2018年12月1日 20時) (レス) id: 62297e8ca7 (このIDを非表示/違反報告)
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