下書き供養 (ページ7)

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ガタンっ
ジョッキをテーブルに叩きつけるようにして置く丈くん。
正「ちょ、丈くん大丈夫ですか？」
藤「だから！あいつ可愛すぎんねん！全然大丈夫じゃないわ！」
正「普段飲めんのに飲み過ぎですって。」
藤「自分ばっかり気持ちが重いとか勘違いして、俺が普段どんだけヤキモキしてるか気づきもせんと他のやつらとベタベタしやがって！」
正「まぁまぁ丈くん、ちょっと落ち着きましょ。」
藤「お前もやからな。」
正門を睨む丈くん。
正「え？」
藤「お前も、妬く対象や、ゆうてんねん。」
正「うーわ。マジですか。」
藤「めっちゃ仲いいやんけ。わかってんねん。こんな重いの、あいつにバレたら引かれるって。せやからいつも我慢して必死で抑えてるのに、何やねん。俺ばっか好きって。俺の方が好きやっちゅーねん！俺がどんだけあいつのこと好きやと思ってんねん。」
正「今の言葉をそのままはっすんに全部言ったらめっちゃ喜ぶと思いますけどね。」
藤「無理。絶対引かれる。付き合い始めた初々しいカップルでもないのにこんなに好きで嫉妬して重いとかめんどくさ過ぎやろ。」
正「端から見たらどっちもどっちですけど。」
藤「そんなわけないやろ。そりゃ、ちゃんと好かれてはいるやろうけどさ。疑ったりしてるわけじゃないねん。あいつはちゃんと言葉にしてくれるし。」
正「わかってるじゃないですか。」
藤「でも、軽いねん。あいつすぐ言ってくるから。」