【銀魂】せーりゃくけっこん°

過去の自分とズンボラ男を殴らせろ ページ23

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「……何、言ってるの、総悟…」







ただただ驚いてしまって、そんな言葉しか出てこない。総悟は鋭いから、こんな事では直ぐにバレてしまうかもしれないのに。







｢誤魔化すつもりかィ？もう遅ェ。全部分かっちまった後でィ｣

｢……そ、んなの………｣








確かに私は総悟と正面から向き合おうと決めた。だけど、それとこれとは話が別だ。

これは幕府と春雨の間の密約。私が喋ってしまったら、私より寧ろ真選組が干される可能性もなくはない。そうならないよう、今まで隠して来たのに。


総悟はどうしてこの事を知ってるの？








｢……なんで、って顔してやがる。旦那が全部吐いたんでィ｣








それを聞いた時、軽々しくあのズンボラ男に喋った過去の自分と、そのズンボラ男を殴りたくなった。

ーーと同時に、既に手遅れである事を痛感する。








｢……いつ、聞いたの？｣

｢全容を聞いたのはついさっきでィ。でも……前々から可笑しいとは思ってた｣

｢……どうして？｣

｢それを、言わせるのかィ？｣

｢………｣







ぽつぽつと織り成される会話。
私は、総悟に一体何が出来るだろう。

こんな重大な事をひた隠しにして、敵と結ばれて、その敵に、いつの間にか惚れ込んでしまった私に。


分からないことだらけだ。
総悟の気持ちも、総悟に何をすべきかも、そして…神威の事も。

悩み、答えられない私を見て、総悟が口を開く。








｢先に、俺の話をしてやろうかィ？｣

impression→←悪口だらけの裏に

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