潜入〇日目 ページ43
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「真の強者とは強き肉体と強き魂を兼ね備えた者。何物にもとらわれず強さだけを求める俺に、あんた達は勝てやしないよ」
「ぬかせェェェ！！小童ァァ！！！」
「やめろォォォ団長ォ！！」
「(今だ…！！)」
外に出る為、すぐ近くの壁を突き破ったその隙に私は駆け出した。今なら阿伏兎も云業も、あいつ等に気を取られてすぐには追って来れない筈だ。
事の中心の少年＿＿晴太も同じ考えだったのだろうか。それとも単に戦闘に巻き込まれまいとしたのか、阿伏兎たちから離れようとしている。
「晴太…！こっち！！」
「あっ、Aさん！」
その小さな手を引いて、私たちはただ走った。
多少距離を取ったら、まずは轟を探さないといけない。轟はお母さんの事もあって、自分で晴太に手を貸すと決めたようだけど、巻き込んだことに変わりはない。早く助けないと。
「晴太、お母さんを探す前に、轟を助けてもいい？」
「うん！轟の兄ちゃんはオイラを助けるって言ってくれたんだ！」
「そっか、ありがと」
晴太の承諾も得た事だし、私は片っ端から部屋を調べていった。
その甲斐あってか、轟は案外すぐに見つかった。狭い小部屋に、縛られて転がされていたのだ。
「怪我とかない？大丈夫？」
「ああ、何ともねぇ。それより、逃げられたなら、母親を探してやらねえと」
「…ちょっとは自分の事も気遣ってよ〜？」
まだ何もされてないとはいえ、危機感がないというか自分に無頓着というか。こっちが心配になってくる。
けれど、ここで言い合っていても仕方がないので引き続き私たちは母親探しを再開しようとするが。
「居たぞ！子供とくせ者二人！！」
運悪く百華に見つかってしまい。
「あ〜もう見つかったか。急ぐよ、二人とも！」
「ああ」
「う、うん！」
迫ってくる大量の気配を感じながら、三人で走るのだった。
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ユユユ - 頑張ってください！ (2018年12月31日 23時) (
レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - 大好きです！ (2018年12月31日 23時) (レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - これからも頑張って下さい！ (2018年9月9日 0時) (レス) id: 7151c9dc13 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - コハクさん» コメントありがとうございます！お気遣いまで本当感謝しかありません。頑張りますので、応援よろしくお願い致します！ (2018年8月19日 14時) (レス) id: 9c5936b685 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - ふぉぉぉ！ついに吉原炎上篇ですね！！すごくドキドキです笑 しかし暑い日が続いているのでお身体に気を付けて、無理せず頑張ってください！！更新楽しみにしております！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: e8820f2209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ryosukehar1/
作成日時：2018年4月19日 20時
