・ ページ22
すみません、パレードは終わらないのライブでの流れをいまいち覚えていなくて…おかしい所あるかもですがお許しを(._.)
有岡サイド
やっぱりオーラスだから、終わってしまう寂しさを感じながらも、終始ハイテンションだった俺ら。
そんなPARADEも終盤、『俺らとみんなの旅は、パレードは、終わらない』という思いを込めて歌う。
「♪〜燃え盛る炎 駆け抜けてく
凍てつく氷 ものともせず…」
フロートに乗って、歌いながらアリーナ側やスタンド、2階席などに向かって手を振る。
不意に、同じくファンに手を振る山田が目に入った時。
ガタッッ
何かミスがあったのかフロートが大きく揺れたのと、山田がフロート内で移動しようとしたのが同時で。
「ぅわ、、!」
バランスを崩した山田が焦って声を出した口の動き、スタンド側に倒れて行くのを見た俺は、無我夢中で山田の元へ向かう。
「い”ッ、、、」
ガンッ
俺は1歩間に合わなかった。
山田の押し殺した声と、フロートの手すりの根元に体を打ち付けた鈍い音、この一部始終を見ていたと思われる一部のファンの悲鳴。
それをかき消す様にドーム全体に響く歓声という、相容れない音が聞こえてくる。
体が少しズレたら落ちてしまいそうな山田を必死に支えると、気づいたら山田を抱き寄せる形に。
俺の肩に顔を埋めた山田からは、浅い呼吸が聞こえる。
「♪〜もっと貪欲に生き様
晒(さら)して Life goes on…」
入れなかった俺が映されたのだろうか、黄色い歓声がドームに響く。
近くのモニターを確認し、俺もカメラから山田の肩に口だけ隠れるようにして、山田の頭をポンポン。
「「キャーーー!!!!!」」
大きくなる歓声、これで少しイチャついてたって大丈夫だろうと、念の為口元がファンから隠れるようにして、表情は崩さぬまま話しかける。
「おい、お前大丈夫?どこ打った?」
「…こしっ、、」
「っ………あと、アンコールあるけど。行ける?」
Noという選択肢はないだろうと思いつつ聞くのは、卑怯だろうか。
「うん。ありがと。」
案の定、俺に笑顔を見せてると、普段通り手を振ったり、指をさしたりして。
「さぁみなさん、パレードいかがでしたでしょうかー!!…」
痛みなんか感じさせない姿に、元旦公演後の山田の姿を思い出してしまう。
無事に終わるように、と願いながら、挨拶をする山田を見守った。
398人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすみ(プロフ) - ゆでたまごさん» 急いで直させて頂きました…!メンバーを欠けさせるという最低な行為…(・・;)気づけて良かったです、指摘して下さってありがとうございました(T T) (2020年9月6日 0時) (レス) id: d4de4d3e86 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あれ、2回送っちゃてました笑再びすいません← (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あ、あの、、ストレスの3ページ目、岡元さんの台詞の中に高木氏がいないんですけれど‥笑 (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/asumi_ry
作成日時:2020年2月15日 17時