無理すんなよ、

貧血 ページ2

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有岡サイド





久々に全員での仕事。




朝から取材！




多分終わるのは少し押しても夕方くらい。




共有されている全員のスケジュールを見ると、この後はみんなoffって気づいて、誘ったらご飯行けそうだな、なんて。




昨日、全員のスケジュールを見ながら、楽しみにしていた。




近頃、それぞれ個人で受ける仕事が増えた分、全員が揃うだけで自然とテンションが上がる。




みんなそうなのか、何となくいつもより騒がしい。




でも、なんだかんだメンバーといると一番楽しそうにしているあいつが、まだ居ない。




そう思っていた時、




｢おはよ、｣




｢おはよー、｣


｢涼介おはよ｣


｢ギリギリじゃんめずらしー｣




山田が入ってきて、既に揃っていたメンバーがバラバラと挨拶を返す。




いつもは俺に、｢大ちゃん5分遅刻。いい加減にしろよー｣とか言ってくるのに。




｢珍しいな、寝坊したの？笑｣




空いている椅子にすとんと座る山田に、日頃の小さな仕返し。




｢俺大ちゃんじゃねーのに。最悪。｣




｢なんだよそれ、俺最近遅刻減ったろ？｣




スマホをいじり始めた手を止めず、少し不機嫌そうに返した山田は、俺の返事は聞いていないらしい。




｢ねぇ大貴、前勧めてくれた曲さぁ、｣




うーんいつもよりちょっと顔色悪い？、、てか白い…

ま、今日ほぼ俺とペアだし、なんかあったら俺が気づいてやろう。




なんて決めて知念の元へ行った。

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