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こんな時間に誰だろうと思ってドアを開けてみるとすごく呼吸が荒い伊野尾くんがいた
高「どうしたの？こんな時間に」
伊「とぼけんなよ、山田いるんでしょ返してくんない？」
高「なんの事？山田いないよ？」
伊「こっちは見たんだよ、お前が山田のこと迎えにホテルまできたの」
高「でも、メンバーじゃんただの、」
伊「お前がただのメンバーならこんなに焦んねぇーっつーの！俺がお前の気持ちに気づいてないとでも思った？」
高「えっ？」
伊「俺より先に山田のこと好きなの知ってるし、だから余計に嫌なの！山田のこと取られたくないから」
山「伊野尾ちゃんｯ」
伊「山田！大丈夫？なんもされてない？」
山「平気だよ、だって雄也だもん」
伊「はぁー、よかったー、ほら、帰ろ」
山「ううん、帰らない｣
伊「えっ！？」
山「ごめん伊野尾ちゃん、当分は俺と会わないで」
伊「えっ！？」
山「辛いの、俺のせいで伊野尾ちゃんの家族壊しちゃったんだよ？気にするなって言われても、俺が壊したのは事実なんだから気にするに決まってんじゃん！」
伊「山田・・・」
山「ごめん、こんな自分勝手なやつ嫌だよね・・・婚約だっていやなら解消していいよ」
山田はきっとこの間貰ったであろう婚約指輪を伊野尾君に返そうとした
伊「えっ、それは・・・持っててよｯ・・・、」
そのまま無言で伊野尾くんは自分の家に帰った
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作者名：翠 | 作成日時：2019年5月10日 17時
