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_アオイside_
アオイ「……」
どうして…ここに…知らない子が…
「……」
アオイ「…えっと…もしかして下のドアから?」
「はい…ご、ごめんなさい!つい素敵な歌声で…もっと近くで聞きたいと思ったら…思わず…」
…人が来てくれた…まぁ理由とかなんでもいっか。
「ごめんなさい…」
アオイ「ぜーんぜんいいよ!それより君の名前は?」
「…アリシア…です」
アオイ「アリシア!いい名前!僕はアオイ!よろしくね」
「え、あ…こちらこそ。」
彼女はまだ動揺しているようだが安心したような顔で言った。
アオイ「それよりここに人が来てくれるなんて初めて、ここ座って!」
「え?」
僕は彼女の肩を掴むと近くの椅子に座らせて僕も真正面に椅子を置いて対面するように座った
「あの…」
アオイ「んー?」
「えっと…怒ってないんですか?」
アオイ「うん。怒るよりここに人が訪ねてくれたのが嬉しいから!ここさ、人が訪ねてくれることなんて1回もないから。嬉しいんだよね。」
「1回もない…?!」
アオイ「うん、それにお母様がちょー過保護だからさ、外に出たとこすらないよ。」
「…え?」
アオイ「だからずーっと一人、暇だし寂しい…」
僕がつぶやくと彼女は僕の手を取り微笑んだ。
「…お話…しましょう。」
アオイ「ッッ…?!」
あれ?今なんか胸がぎゃーって締め付けられたかも?
…気のせいかな。
それから日が暮れるまで僕とアリシアはずっとずっと話をしていた。
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のん民(プロフ) - 二次創作であり、名前を借りて書いてませんか。でしたらオリジナルフラグを外しましょう。 (2017年12月3日 15時) (レス) id: e1ddb870bc (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月3日 12時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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