ep.18 ページ18
華奢だとクリスに言われてよくよく鏡を見てみる。
料理専門だし人よりは食べ物を口にする機会は多い。
細くもなければ太ってもいないくらいだと思ってたけれど。
『(ここきてから少し痩せたかな)』
クリスに専用の機械のところに連れて行かれて
軽く説明を受ける。
が、どう考えても運動音痴の私が使うと
事故りそうなマシーンばかりだ。
「と、まあこんな感じだけど
危ないから誰かに補助に入ってもらおう。
おーい！レオ！」
ちょうど休憩していたレオはクリスの呼び声に振り返った。
「なんですか？」
「いやあ、A嬢に簡単なトレーニングを体感してほしくてね。危ないから補助に入ってあげてくれるかい？」
クリスにそう言われて、レオは私の格好を見る。
その表情は少し訝しげだ。
「A...運動できたっけ」
『できるわけないの知ってるでしょ』
昔からレオと遊ぶ時は様々なスポーツをしたけれど
あまりにも運動音痴の私にレオは何故できないかが
全く理解できない顔をしていたのを思い出す。
「そうだよな。球蹴っても転ぶし、スイングしても転ぶし
走っても遅かった記憶があるけど」
『レオが何でもできすぎるんだよ』
何だかここまで言われると少し悔しいので
クリスの言う通りにとりあえずスライド式のマシーンに乗った。
「そのまま、左脚は固定で右脚をできるだけ開いて戻すんだ。ああ、レオは彼女の腰を持ってあげてね」
クリスはあくまでインストラクターで、
私はクリスの言う通りに右脚をスライドしては開くを繰り返す。
『これ...しんどいですね』
「内腿に効くんだよ。女性は綺麗にスキニーを履きたがるだろう」
腰はレオががっちり抑えてくれているので
1人でやるよりは安定感がある。
「戻す時はゆっくり戻せ。そっちの方が効く」
『ん、そう言われてもレオの手が擽ったいんだよ』
後ろからレオの助言も入る。
大きなレオの手はとても熱くて、動くたびに強い力を直に感じる。腰なんて触られる機会がない分、嫌に感触が伝わってくる。
「お前なぁ...そう言うことサラッというなよ」
『え？なんて？...わっ...』
レオは何かを呟いたあと私を腰ごと持ち上げて担いだ。
その様子にクリスは驚いた顔をしたあと何やら楽しそうに笑う。
「クリス、トレーニングは終わりだ。更衣室借りる」
「オーケー、レオ。あんまり嫌がることしてやるなよ」
『は？ちょっレオっ』
レオの特別レッスン1
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きゅんた(プロフ) - たるとさん» 初コメありがとうございます〜！誤字ってますね〜！指摘ありがとうございます♡主人公総受けなんでまだまだ関係拗れていったらいいなあ〜！！！ (2023年1月30日 2時) (
レス) @page17 id: 7cf9bc3205 (このIDを非表示/違反報告)
たると(プロフ) - 初コメ失礼します！！いつも楽しく読ませてもらってます！！玲王との展開も楽しみですしカイザーとの関係最高すぎます〜！！あと少し気になってしまったのですがティラピスじゃなくてピラティスな気がします！！細かくてすみません汗 (2023年1月30日 1時) (レス) @page17 id: 33239378f6 (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - まるさん» 報告ありがとうございます〜！外しました！ (2023年1月28日 13時) (レス) id: 7cf9bc3205 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ‘フラ立ってますよ！ (2023年1月28日 7時) (レス) @page1 id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅんた | 作成日時：2023年1月21日 22時
