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プチ打ち上げ 2 ページ21

「そういえばチャン ミン」

「?」

チャン ミンがユノを見た。

「さっきAちゃんのこと、ジッと見てたけど、あれ何?」

「さっきとは?」

「忘れ物のスマホの話してる時」

「???」

そんな事があっただろうか?と頭をかしげるチャン ミン。

「あ、毒々・・」

答えたのはAだった。

「毒々? あ、ああ! あの時ね」

「なんで見てたの? もしかしてAちゃんが可愛かったからとか」

「違いますよー! まったく、ヒョンもう酔ったんですか?」

「酔ってない」

自信満々の顔でユノが答えた。

「あれは、彼女が毒々って呟いたから、何だろうって気になっただけで・・
 なんで毒々って言ったんですか?」

今度はチャン ミンがAに問いかけた。

「え? あれはー、チャン ミンさんが`派手´とかじゃなくて毒々しいって言って
 その表現が凄いなって思って。確かに毒々しいって感じにも思えたし
 毒々って言葉が、毒々・・毒・・・ふふっ」

急にAがクスクスと笑い出す。

「大丈夫ですか? 何かスイッチ入ったみたいですけど」

「Aちゃん大丈夫?」

「ふふふ・・」

両手で口を押えながら笑い続ける。

「もしかして笑い上戸?」

と、マネージャー。

「ち、がいます、もう大丈夫です・・ふふっ」

「ホントに大丈夫? お水飲む?」

「はい」

ユノが差し出したグラスの水を一口飲み、フーっと息を吐いたA。

「ん、すみません、ふふっ」

「ぷはっ」

つられてチャン ミンも笑い出し、みんな笑った。


「そう言えばどうなったんですか? あのスマホ」

チャン ミンがマネージャーを振り返る。

「ん? ああ、あのアイドルのに間違いなかったよ」

「どうやって確認したんですか?」

「中まで確認する訳にもいかないけど、一応目の前でロック解除出来るか
 確認して貰う様に警備に伝えたんだけど、最初拒否してて、
 俺が顔出してマネージャーだってわかった途端、解除して見せてたよ
 かなり不満そうだったけどね」

「へぇ〜」

「なかなか管理、大変そうだよなぁ・・」

マネージャーが呟いた。

「さ、飲みましょ飲みましょ」

「飲んでるのはほぼチャン ミンだけだけどね」

「彼女も飲んでますよ?」

3人が振り返ると、ニコニコとグラスを口にしているA。

「・・・なんか眠そうですね?」

「そういえば飲むと眠くなるって言ってたっけ?」

「え? 大丈夫ですよ? ふふ・・」

チャン ミンが怪しいという顔をした。

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作者名:カホル | 作成日時:2021年6月3日 16時

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