JUMP短篇集（JUMP×JUMP）5

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…


「そりゃ、子供は好きだし。
可愛いいなぁっておもうよ？」

ほら、やっぱり欲しいんじゃん。
て顔上げてみたら


「だけどよぉ、伊野尾。
俺はお前だけいりゃあ、それはそれは大満足なわけよ。すーぐ拗ねるし泣くし怒るし」

「むっ！そんなことないもん！」

「あはは、ほら、それそれ」

プクッと膨らました頬を片手で潰された。

「あにふんらっ！」

「ふふ、かわいいな」

なんだとっ！！！バカにしてンじゃねえぞ！


バカにしてねぇよ。
ほんとに可愛いなって思ってんだよ！

って、優しい声でそんなこと言うな！
うそ、、嬉しい…けど。



「こんなに表情がコロコロ変わる可愛い奴、誰にも渡したくないし、お前がいるだけで俺は幸せなんだよ？
みんなの前じゃあ素直になれなくて、やっと俺の前でだけワガママも出すようになったし」

「でも、」

「まぁた言う(笑)
ま、仕方ねぇか。俺が言わせちゃってんだもんな」


うぅっ……
なんか反抗する言葉が上手く出てこなくて、また薮の胸に顔つけてうなってたら



「ほら、ほら、泣くな泣くな、パパが抱きしめてやるから」

「ぱ？パパっ？？」

「あはは。親子じゃこんなこと出来ねぇもんな(笑)」

「ばかっ！変態！！痛っー！！」

「うぉっ！いってぇな(笑)」


俯いてた頭をおもいきり上げちゃったもんだから、薮のアゴにヒットして痛いのなんの(泣)


「ほんと、飽きねぇな。お前は」


それは褒め言葉と受け取っていいのか？
ん？？


「褒めてんだよ(笑)」


んぁっ！な、なんだよ、この手は！！


「俺は幸せだよ。大好きなヤツと一緒にいられるんだからさ。
お前に飽きられないように、俺も頑張るからよ。
まぁ、まずは…」


まずは？まずはなんだってんだ！！
って思ってたらドンドン左手がしたの方に下がっていって、


「もう１回いい夢観させてやるからよ」


ってエ ロおやじ感満載でニヤニヤしながら言うコイツは、俺の大好きな薮さんでいいんですよね？
呆れ顔で笑ってみせたら

「泣いたカラスがもう笑ったな」
ってご機嫌になった薮は、違う意味でそのあと盛大に啼かしてきやがった。


「また泣いちまったか。でも、気持ちよかったろ？(笑)」

最後の最後にまたエ ロいことを言われたけど、もう、ほんとに色々ダメでなんも言い返せなくて、そのまんま目を閉じた。

起きたら腰揉んでもらうんだ。
そんくらいのワガママいいよね？

んでネチネチと言ってやんだ！エ ロおやじって！


終

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