JUMP短篇集（JUMP×JUMP）5

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…


あのあと病院行って薬も貰って、平熱に戻ってきたので、ロケ終わりの彼女の為に夜食をこしらえてた。




ガチャガチャ…
「ただいま〜。ひかるぅ〜？」

「おかえりっ」

「ひかるっ！！もう大丈夫なの？？」

「うん。心配かけてごめんね」

「ひかっ、ひかぅぅっ」

「あぁ、泣かないで。手ぇ洗いに行こうか」


ふぇぇぇん、えぐぇぐ…

手を引いてふたりで歩く洗面所までの道のりで、いのちゃんはずっとグズグズと泣いてた。


「ほんっ、と、に…ひぐっ、しん、しんぱ、んん」

「あぁ、そんなに泣かないで。目が腫れちゃう」

「ひかるぅぅっ！！」


どこから出すんだ？ってくらい強い力でギューって抱きついてきたいのちゃんがボソッと


「おなか、すいた…」

「ぶっ！！」

「だ、だって、安心したらっ」

「ごめんごめん。美味しーもん作っておいたから。食べよ」

「うん！！！」


やっぱ、ひかるのご飯がいちばん美味しいっ！
ひかると一緒に食べるからもっとおいしい！


なんてこと言ってくれちゃうから、ついニヤニヤしちゃって緩む頬を必死に隠そうとしたのにさ。


「ん？ひかるも嬉しい？俺と一緒にいて」

って、ニコニコしながらコテンて首傾げて言われたら、全力で首を縦に振っちゃうよね(笑)


「ふふ、俺もすっごく嬉しい」

もきゅもきゅと口いっぱいに入れた白米を咀嚼する姿はリスみたい。


どうしよう。
このまんま押し倒したい……
いや、でも、明日も仕事だし…

悶々としながら洗い物を済ませ、交代でお風呂も入って、髪を乾かしてあげて、いま、ベッドの中。


同じシャンプーの香りをさせて、くふくふ笑ういのちゃんはほんのりとほっぺを赤くさせて、凄く可愛い。


「ねぇ、ひかるぅ。俺、ご褒美ほしいぃ」

「はい？」

「おれぇ、今日ロケ頑張った。ちゃんとお仕事行った。だから…」


だから、仲良ししよ。
上目遣いでのオネダリ…

ちゅどーーーっんっ！！
被弾しました。

むりむりむりっやっぱむりっ！！

「いのちゃんっ！」
「うっぁぁ、んんっ！ぁあっ」


はい、ごめんなさい。次の日の事なんて吹っ飛んで激しく盛りました。

次の日、ヘロヘロないのちゃんは、それでも頑張って歌って踊ってくれた。

俺は山田と知念から怒られて、大ちゃんと裕翔がいのちゃんを介抱して、薮と高木にはドンマイって言われた。

チラッといのちゃんを見たら、天使の微笑みで見つめてくれるから、顔がニヤけて、またちび二人から怒られる俺でした。



終

31歳までにやりたい事！！ tkin→←いつでも一緒にね。 hkin

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