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296元気だから ページ46

涼介side

ご飯も食べられて点滴も無くなったのにまだ帰っていいよって言ってくれない。

ここの部屋は前いた個室と違って窓から中庭が見える。

あそこに行ってみたい。

別に行って何がしたいっていうのはないよ?ただ外に出たいだけ。もう何か月も外に出てないから。


それににいも忙しいみたいでこの3日間誰も来てくれない。つまんない。

また1人で行っちゃうよー




何回か病院の玄関まで行ったことがある。にいに会いたくて。

すぐに看護師さんたちに見つかって連れ戻されたけど。

でも今日は1人じゃない。

新たに入院してきて仲良くなったゆうくんと冒険に出ることになった。

ゆうくんも今日点滴が抜けたから身軽。お庭に行こうって誘ったら行くって言ってくれた。

明日退院することが決まったみたいだから今日しかチャンスはない。

お昼ご飯を食べてから行くことにしてそれまでは大人しくしていた。



看「ご飯終わったー?」

涼「うん!ごちそうさまでした。」

看「じゃあ、お熱とか測るからね。…よし、問題ないね。何かあったら呼んでね」

涼「はーい!」

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作者名:りょん。 | 作成日時:2020年6月30日 18時

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