282胃カメラ ページ32
涼介side
え？何？何するの…
慧にいが血って言った気がする。
そこから記憶がない。
ベッドからストレッチャーにそして処置台に移された。
気づいた時には慧にいはいなかった。
櫻「これから胃カメラで検査するからね。血がどこから出てるのか確認するよー」
わかんない、怖い。
先生が何か言ってるけど全然頭に入らない。
涼「やめてっ何？慧にいのとこ行くっ」
櫻井side
意識消失したのは一瞬だけですぐに意識が戻ったのは良かった。
けれど意識があるのはそれはそれで涼介くんの場合、スムーズに検査が進まないから厄介だ。
櫻「ごめんね。少し苦しいけど頑張るよ。」
点滴から鎮静剤を入れていく。
マウスピースを噛ませる。
涼「んっ…んん…んんん！！」
マウスピースによって声が出せないから手を伸ばして抵抗してくる。
それを看護師に押さえてもらう。
そして画面に映された映像を見ながら胃カメラを進めていく。
最初こそ抵抗していたけれど鎮静剤が効き始めて次第にトロンとしてきて体の力も抜けた。
櫻「あった。ここだ。」
出血源がわかった。止血処理をして胃カメラを抜く。
櫻「お疲れ様。」
鎮静剤によって眠っているから聞こえては無いだろうけどそう声を掛け口元を拭く。
ストレッチャーで部屋に戻す。
部屋に行くとぐったりしているお兄さんの姿があった。
慧「涼介は大丈夫なんですか！？」
眠っている様子に心配したようで入るなりそう言われた。
櫻「出血源はわかりましたので止血しています。
寝てるのは鎮静剤を使ったからなのでしばらくしたら目を覚ましますよ。」
慧「そうですか。良かった。」
櫻「結論から言いますと胃潰瘍による出血です。
涼介くんは食事もしていないですし原因はストレスでしょう。胃薬の点滴を追加していきます。」
慧「はあ…」
櫻「それから。
意識消失は血圧低下の影響もあるとは思いますがたぶん血をみてびっくりしてたんだと思います。
止血をしてから血圧も戻っていますし。発作を起こしたわけでもありませんので。」
慧「そうですか良かったです。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りょん。 | 作成日時：2020年6月30日 18時
