かわいいって言うな！【夜久衛輔】

恋愛のプロ ページ9

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やっくんは優しすぎる







この前の1件から、女の子からの贈り物は断るようにしている



って黒尾が言ってた









なにそれ









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『いい子過ぎてしんどい好き』









宮下｢お前らさっさと付き合えよ｣









『それは無理』









宮下｢言うと思ったよ｣









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最初は説得してきた宮下だったけど


最近は諦めたらしく、しつこく言わなくなった





まぁ、隙あらば言ってくるけど









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宮下｢あんたが元彼でトラウマあるのは分かるけどさ、夜久はあのクズ男とは違うんだよ？｣









『分かってるよ！！
…だからこそだよ…いっそのことクズ野郎だったらよかったのに…』









宮下｢…はぁ…｣









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自分が臆病だってことは1番分かってる








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やっくんはほんとに優しいし


可愛いし


かっこいい







私はそんな彼が好き



もちろん恋愛的意味で









これ以上好きになれる人が居ないんじゃないかってレベルで







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それに薄々気づいてた




やっくんも私が好きだってこと




両思いだってこと









けど、私は鈍感で優しいやっくんに甘えてしまう






彼とだけはずっと仲良くしていたいから







だから…









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黒尾｢だから知らないフリするって？｣









『ｹﾞｯ…黒尾…』









黒尾｢いや、登場して早々酷くないですか？｣









『…だって黒尾だし』









黒尾｢理不尽！！
おい宮下、俺お前に呼ばれて来たのにこの扱いは酷くなーい？｣









宮下｢まぁ、黒尾だしね｣









黒尾｢なんなのお前ら｣









宮下｢ごめんごめんw
ちょっとこの子に黒尾から喝入れてもらおうかと思ってさ｣









黒尾｢こいつ絶対俺に喝入れられんの嫌だろうな｣









『よく分かってんじゃん』









黒尾｢まぁ頼まれたし入れるけどな
ていうか、俺個人として頑張って欲しいってのもあるし｣









『なにそれw』









黒尾｢まぁまぁ
とりあえず、この黒尾さんに話してみなさいな｣









『……うん』








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