第128話:私のせいじゃないか。 ページ36
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ゆっくりと、中に入ってきた茂造さんが話しかけてくる。
「…霧子は、もう長くない。いきなり文を出したのは、生きているうちにAに帰って来て欲しかったからだ…」
『そんな……寿命…ですか？』
こんなに、いきなり…？
『どうして、文にこの事を書いてくれなかったんですか…？書いてくれていたら、もっと早く帰って来たのに…茂造さんだって、私がもう少し遅ければ危なかったかもしれないのに！！！！』
自分でも分かってる…きっと、心配する私を想っての事だってことくらい。
だけど、だけど…。
「わしは死なない、霧子だけ置いて死ぬ訳にはいかないしな…」
『そんなの…言葉だけでは何とでも言えます…』
「……そうかもしれないな。…A、先程の鬼どもだが…」
ゆっくり私の前に座って、茂造は真っ直ぐ私の目を見て話し始めた。
「鬼舞辻………無惨の刺客だった。」
『え………？』
「…初めAの名前を出し、居ないと分かるとわしにおそいかかってきおった。」
まさか………どうして。
私のせいって事…じゃないか。
「A、決してお前のせいじゃない。それは分かれ。気に病むことは無い。」
『け、けど！私が来なかったらどうなってた！？茂造さんは血を流して、霧子さんを守って…。どうして、そんなに平気で居られるの！？』
恩返しがしたいのに…これじゃあ…。
「お前は、この家に来てからわしと霧子の孫のような存在だからだよ。」
『……………ッ』
私は、言葉を失った。
第129話:私がここに居れているのは...。→←第127話:怒りで震える
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しし - あー無一郎好きっ！！！ (2020年11月3日 1時) (
レス) id: 6553af888b (このIDを非表示/違反報告)
リリ - いやぁっっっほーう！！続編だァァァ！！よっっっっsh(( (2020年9月18日 7時) (レス) id: 97bc6ad466 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 紅楓さん» コメントありがとうございます！！返信遅くなりすみません。夢主ちゃんが亡くなって、おしまい。にしようと最初は思っていたのですが、後から流石に呆気ないかな？と思って先日続編を作りました〜！！！もし良かったら続編でも宜しくお願い致します＼^^／ (2020年8月29日 15時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 夢主ちゃあああああああん！いや〜珍しいですね。何が何でも夢主ちゃんは生き返らせる場合が多いですけど…もう続編ってありますか？ (2020年8月18日 20時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - リリさん» ご指摘ありがとうございます^^すみません、私の語彙力が無くて分かりづらかったと思います。ですが、リリさんが言っている内容で合ってますよ！全く頭悪くないです。ここまで長いのに、読んでくださってありがとうございます＼^^／ (2020年8月11日 2時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぃな | 作成日時：2020年6月20日 23時
