よこやまふたご。2

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『ごめん、どっくん。いきなり引っ張ってもうて…』
錦｢俺は大丈夫やで｣

錦｢…大丈夫なん？横山くん最近ずっとあんな感じやけど｣
『ん〜正直嫌やけどな。けどなあ、たかが双子の妹如きがそんなん縛るわけにもいかんやん？でな、ちょっと考えたんやけど、聞いてくれる？』
錦｢おん、ええで。なに？｣
『きみくん離れ、しようと思って。』
錦｢…え？ほんまに言うてるん、それ｣
『おん』


これはずっと考えてた。そろそろ私らもいい歳やし、離れなあかんと思うねん。…出来るかは、別やけど。


錦｢具体的に何するんですか｣
『んー、せやなあ、名前呼ばへんとか？あーくっつくのも禁止やな…。隣に行くのもやめるかあ。あ、どっくん協力してくれる？』
錦｢いやそれはいいっすけど…｣
『私がきみくんとこ行きそうになっとったら止めてくれへん？あ、出来ればやけど』
錦｢ん、わかった。｣
『あーあと…』


どっくんと作戦？たてていると控えめにノックされ、すばるくんが入ってきた。え、なんで？


渋｢亮、ヒナが呼んでたで｣
錦｢え、まじか。すいませんすばるくん、Aのことお願いしてええですか？｣
渋｢おん、ええで｣
『ちょっと…！』


颯爽と部屋を出ていくどっくんとこちらを見下ろすちっちゃいおっさん。


渋｢ツアー中なんやし、無理すんなよ。何するか知らんけど｣
『ん、ありがとう。』
渋｢ほら行くで、ヒナからの着信がうるさくてしゃーない｣
『え！？もうそんな時間！？早よいかな！！』


すばるくんの手を取り楽屋に戻った。


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村｢あれ、亮やん。おかえり｣
錦｢すばるくんに呼ばれてたって言われてきたんすけど、どうしたんすか｣
村｢なんも言うてへんけど｣
錦｢え！？｣

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