よこやまふたご。2

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その後家に帰りつくや否や疲れていたのか眠ってしまった。目が覚めて時計に目をやると21時過ぎ。どんだけ寝てたん、私…。笑


『あれ、きみ兄ちゃん帰ってきてたん？おかえり』
横｢おん、ただいま。なあ、ちょっと話あんねんけど。ええ？｣


真剣な表情をしてそう行ってくるきみ兄ちゃん。どうしたんやろうか。


『どうしたん？』
横｢おれ、帰る前にここの社長さんから舞台誘われた言うたやん。｣
『おん、言うてたな』
横｢そん時にさ、Aもジャニーズに入らへんかって言われてん。でもこれはおれが決める事やないやん？Aはどうしたい？｣
『わ、たしは…』


突然の事に言葉が出なくなってしまう。言ってしまえば入りたい。正直、きみ兄ちゃんを探している時に目に入った光景には惹かれたし、なによりきみ兄ちゃんと離れたくない。


『私、入りたい。』
横｢無理に入らんでもええねんで、｣
『ううん、入りたい。私も、きみ兄ちゃんと同じ舞台に立ちたい。』
横｢…わかった、じゃあ早速なんやけど明日東京で雑誌の撮影やからそれに着いてきてや。｣
『わかった』


今まで何をやるにも2人やったから1人でやることに多少の不安を感じていたのだろうか、顔が曇っていた。が、今の返事で少し顔が晴れたような気がした。


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横｢おれ正直あんま入って欲しく無かってんけどな〜｣
『え、なんで！？』
横｢やって男だらけやで？そん中にA1人放り込まれんねんで？そりゃ入って欲しくあらへんやろ｣
『ちょっと、初耳やねんけどそれ』
横｢言うてへんもん｣

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