*__貴方様のアイを。私に。 ページ14
パピ・ベリ「な...ッッ」サン・ハニ「..ッッ」
「大丈夫かい君達,,
今の内に逃げなさい,」
*Xガスターは倒れ込んだミネを片手にそう告げる。
ソウルの割れたミネだが,スグに そのソウル は 再生してゆく。そしてまた,ミネの胸元へ存在してゆく。
その様をジックリ眼球に収めているXガスターは御満足の如く口角を上げた。
Xガス「ん?なぜ逃げないんだい?
大丈夫だよ,この バケモノ は 私が 制御しておく,」
*良心の塊の様な微笑みを見せる。
だが,彼等は逃げなかった。それは何故か。
Xガス「...私が来ていなかったら,君達はマンマと このバケモノの手中。翻弄され騙されていたよ。
思い出してみろ,君達は このバケモノ に何度 傷付けられた?騙されてきた?
時には 死 を覚悟 した時もあっただろう。
騙されるな。この バケモノ の言葉には耳を傾けるな。同情するな。手を差し伸ばそうとするな。
コイツは その手を食いちぎり,君達を喰らうよ。」
「...ッッ」ドクンッ
*長い沈黙が流れてゆく。
サン「...パピルス,逃げるぞ,
パピルス..ッ?」
パピ「...それでも僕は...ソイツの..ミネの言葉を信じる」
サン「ッッ、」
ベリ「俺様も,」
ハニ「おい...ッ」
ベリ「泣いていた...あの涙が、嘘の様には思えなかった。
助けて貰ってすまない,,だが,一度ミネと話がしたい」
*Xガスターの眼球を見つめる。
Xガス「.....
断る,」
パピ・ベリ「...ッッ」
Xガス「はァ....私は君達をタスケル為にこうしてやって来たというのに,コレだから死に急ぎの人を疑わぬ小僧は....
嫌いなんだ」
パピ・ベリ「まて...ッッ」
*意識を失ったミネを片手に,Xガスターは姿を消した。
『.....ん..』
Xガス「漸く目が覚めたね,愛しのミネ」
目が覚めると,冷たい主人様の手が私の頬に触れていた。
ココは私の自室。ベット。戻ってきたんだ。
地獄に。
『..意識を保てなくてスミマセン。まだソウルを割られる感覚に体が追い付けなくて,,』
アヤマラナケレバ。
Xガス「...イイんだ,一度割れたソウルを再生するという力を宿した君はとても立派だ。
ミネ,」
いつもは殴 ってくるのに。ナゼ優しいの。
アァ,今日は アイを注いでくれる日カ。
主人様の顔が近まってくる。
【更新に関してのお知らせ】読んで下されば幸いです。→←*__アァ。そうだ。ココは,,
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作者名:稲荷 | 作者ホームページ:http://251134
作成日時:2022年11月7日 15時