好きなモノ ページ5
用意を終えてAちゃんはフードを深くかぶる
「どうした？」
中也がそう聞くとAちゃんは
「……研究室の人達にバレると厄介だと、この間学習したので」
そう言って下を向く
「なんでだ？」
「私は、人口異能の中でも一番優秀な異能者でありますが自分で判断する事を教えてもらわなかったので扱いやすさでも一番でしょう。そんな都合の良いモノを人は欲しがります」
そう言ってAちゃんは私を見る
「……その上、研究員の一人が近くに居るのも検知しました」
そう言われて私はAちゃんの手を繋ぐ
背が小さいからしゃがまないと……
「一体何を？」
「こうしていたら兄妹みたいでバレないんじゃ無いかな」
「んじゃ俺も」
「そうしてくれ給え……私じゃ腰が痛い」
「さりげなく俺の背をいじんな」
そう言いながら中也が歩き出せばAちゃんはそれについていく
「……所で、何処へ？」
「首領に先刻、Aに似合うドレスを買ってきて欲しいって言われたからそれも買いに行って、手前に必要そうなものを買う」
「んー……そうだね、Aちゃんは何色が好きだい？」
そう聞くと彼女は
「わかりません、好き……とは？」
と言った
そう言われると、好きの基準が判らないね
「そうだね、それが一番良いと思ったら好きじゃ無いかな」
そう言うとAちゃんは頷き
「……覚えました」
と言って私を見る
「じゃ、今日は手前の“好きなもの”を探しに行こう」
そう言って三人で歩く
なんか……こうしてると妹ができたみたい
ま、中也と兄弟だなんてごめんだけどね
そう思ってると、Aちゃんが立ち止まった
顔を上げると、飴屋さん
「……あれはなんですか？」
「あれは飴というんだよ」
そう言いながらショーウィンドーを覗く
Aちゃんの視線の先には“金平糖”があった
「……星のようです」
「ああ、一個買ってみるか」
そう言えばAちゃんは
「……質問されても、私は判断できません」
と言った
「欲しいか、欲しくないか言ってご覧」
そう言うとAちゃんは少し黙ってから
「欲しい……のかもしれません」
と言った
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リュカ(プロフ) - げっかじゅうさん» 本当ですか！もし可能なら私のボードで違い人に説明しているので良かったら見てみてください。参考になるか不安ですが…… (2019年11月17日 18時) (
レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
げっかじゅう - イメ画を描いてみたのですがどう送れば、、 (2019年11月17日 14時) (レス) id: c10d1d2bf8 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 桐箪笥さん» 大丈夫ですよ〜ありがとうございます (2019年11月7日 6時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
桐箪笥(プロフ) - すみません、どう3人が成長がではなくどう三人の関係がでした… (2019年11月6日 19時) (レス) id: c5094549cd (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» ありがとうございます！頑張りますね〜 (2019年11月6日 19時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年10月19日 12時
