【菅原孝支】幼馴染の女子。 (ページ14)

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幼馴染 13 * ページ14

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「.....どうした？そんなため息ついちゃって。Aらしくないじゃん笑」

『こ、孝ちゃん....！』

「なんだよ(笑)そんな驚いた顔して。」

ほぼ1週間ぶりの孝ちゃん。

この安心感にモヤモヤも消えて、

気がついたら目から雫がこぼれていた。

「え、ちょ俺なにかした？.....ってか泣きたいのは俺の方だべ.....あ....えっとそのこれは...」

『ｸﾞｽｯ...ごめん....』

孝ちゃんは “ ...ちょっと..” というと、

私の腕を引っ張り教室から屋上へ連れていかれた。

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「少しは落ち着いたかー？」

私の頭をポンポンと叩く。

その大きな手が大好きで安心できて私を優しく包み込む。

“ 幼馴染 ” という言葉が私を邪魔していた。

私の本当の気持ちに気がついていなかった。

『ごめんっ...孝ちゃん..ありがとう。』

「落ち着いたならよかった。急に泣くからびっくりしたべ。周りの目もあるし。」

『そうだよね(笑)....あのね孝ちゃん...1週間前の返事なんだけど...』

「.....うん。」

私が “ 返事 ” というと孝ちゃんは、

真剣な表情になってまっすぐ私を見つめた。

真剣なんだけどでも優しい顔。

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