#Little_guest ページ3
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@FUNK JUNGLE
開演前のFUNK JUNGLE。
全員揃ってるはずのこの場所で、
重い扉が開いた音がした。
B「どうせまた溺愛兄貴だろ。
Aなら今寝てるから帰れ〜。」
…………反応無し。
B「…あれ?」
いつもなら嫌味に反抗してくるはずなのに。
それにいつものズカズカした足音が聞こえない。
フロアが見下ろせる位置にいたSARAHに目をやると
絵に書くような二度見をした。
S「え、ちょっと、どこの子…」
B「ん?」
S「…子供。」
B「は?」
MW「「「子供?」」」
ソファから立ち上がり、1階を見下ろすと、
そこにはボロボロの服を着た女の子がいた。
J「お嬢ちゃんどっから来たの?
ここ君の年齢じゃちょっと早すぎるんだけど。」
?「……お姉ちゃん、いますか。」
J「お姉ちゃん?」
“お姉ちゃん”という言葉に
JESSIEがSARAHとDIXIEに目線をやったが、
二人揃って首を振った。
B「え、もしかしてA?」
?「……!」
俺がAの名前を出すと、
その子はハッと目を輝かせた。
J「あ、反応したわ、Aちゃんだ。」
B「マジで?」
子供嫌いのAが、
こんな子どこで知り合ったんだ。
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作者名:Raby | 作成日時:2021年10月5日 3時