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SY「あ!Aさんじゃんー!今日も美味しそうな匂い〜」
「 ソユンさん!」
私より3つ年上のヘアメイクで、
長くSJの担当をしていたお姉さん的存在。
同じタイミングに異動になったのに、会うのは久しぶりだった。
SY「やっぱり、私たち東方神起のチームになったか…」
「うん?」
SY「あーいやいや、一緒に働けて嬉しいって話!
Aさんの料理女子にも好評だよ、温かい汁物もあって、健康的で飽きないって。」
「良かったー!食べてもらえてて。
頑張れます…」
スタミナがつくように揚げ物が多い仕出しとは違うものにしているのもこだわりの一つだったから、女性の声は貴重だなぁと思う。
SY「…SJも心配だよね。
私もずっと彼らと一緒だったからさ。
特にヒチョルさん、ご機嫌ななめだよ」
「バラエティでも、ソユンさんがずっとヘアメイク担当でしたもんね」
みんなはどうしてるだろう…
グループラインは最後の日から動いていない。
あれだけに引き継ぎしたし、後任もうまくやってると一度だけジョンウンさんから聞いた。
ジョンウンさんのコンディションにも関係するから、常に気にはなっているけど
私がしゃしゃり出て良い事はないはずだから。
それに何もない事が、うまく行っている証拠だと思う。
目の前のことに専念するしかない。
SY「まぁ、色んな変化の年なのかな〜。後輩にも育ってもらわなきゃだし……
あ、チャンミン!」
CM「ごはんススム系?」
「ハンバーグ、好きでしょ?あと西京焼きもあるよ」
CM「それは…日本酒飲みたくなるやつ」
SY「あ!ねぇ、セルフィー撮ろ。ヒチョルヒョンに送るの」
CM「腕、みじか!貸して」
ひどいって抗議するソユンさんからスマホを取り上げると、
チャンミンは長い腕を伸ばしてかなり高い位置から無数のシャッター音…連写した。
SY「ストレージの無駄遣い」
CM「それ俺にも送って」
ちょっと油を売りすぎたかもしれない。
あくびが出るのを堪えて、スマホを見れば、アシスタントから着信が入っていた。
CM「……ちゃんと寝てんの」
「うん。大丈夫だよ」
CM「そう」
チャンミンが私の心配をするなんて。それに裏方が主役に心配されるとか…
情けなさすぎる。
怪我のない、全員が笑顔で終われる公演の成功を祈りながら会場を後にした。
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みぃ(プロフ) - ドキドキしながらお話読ませていただいてます^^めっちゃ情景が浮かびます★続きも楽しみにしていますー^^ (2020年7月13日 7時) (レス) id: 8a20d7ee05 (このIDを非表示/違反報告)
フェデリカ(プロフ) - アキナさん» ありがとうございます!!嬉しいです。2ヶ月も空いてしまっているのに、温かいコメント本当にありがとうございます!!昨日ちょうど4章の一話目を書き始めたので、今週からアップできればと思っています(^^)また遊びに来てください、お待ちしていますー!☆ (2020年6月22日 16時) (レス) id: bd4e4c346d (このIDを非表示/違反報告)
アキナ(プロフ) - こんばんは ひっそりとファンで読ませて頂いております。お忙しいことと思いますが、更新楽しみにしております☆ (2020年6月21日 22時) (レス) id: e981ced4a9 (このIDを非表示/違反報告)
フェデリカ(プロフ) - お変わりないようで安心しました!コロナで楽しみが少なく暇しております(笑)フィクションではHappyにイェソンさんも読者さんもめためたに幸せにしたい…!兄さんのひたむきなSNS更新が私も励みになっています。manmaruuさんも安全第一でお過ごしくださいねー! (2020年4月3日 14時) (レス) id: 31c6de7297 (このIDを非表示/違反報告)
manmaruu(プロフ) - こんばんは!一話読む毎に本当に心が満たされて、フェデリカさんのおかげで免疫が上がっていると自信を持って言えます!!本編も深いお話もどちらも幸せな気持ちが湧き上がり大大大好きです(#^.^#)お忙しい中更新してくだり心より感謝しておりますー!! (2020年3月31日 22時) (レス) id: 80fab98ded (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フェデリカ | 作成日時:2019年7月15日 17時