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「お前、何か変わったか?」



戻ったAの異変に気づいて灰崎が話しかける。



『“俺のプレー”は必要とされない…だから俺は“私のプレー”に変えた。それだけ』

「…は?」



灰崎はAの言ってる意味が理解出来なかった。



「神炎が回復したし、また一星を潰すぞ」

『断る』

「「は?」」

『もう…そんなことしたくない』

「…ちっ…!それじゃあ、俺達だけで一星を潰してやるよ…!」



灰崎がそう言って試合は再開。ボールは相手。



「マロが決め((「邪魔だ!」あ〜れ〜」



灰崎が無理やりサタンからボールをとる。そして…



『っ!あいつら…一星に攻撃する気か…!』



Aは灰崎を見て気づき走る。



「おらぁ!」



灰崎は力一杯ボールを蹴る。



「っ!」



ボールは一星目掛けて一直線上に向かう。



A「止めろォォォ!」



ドンッ!




鈍い音が頭に響く。



「…え…?」

『ぐっ!』



ボールは一星を庇ったAの頭に直撃する。

そして、Aは地面に倒れる。



『(これで…少しは“俺のプレー”償えたか…?)』



そう思いながらAは立ち上がる。



「A…なんで…なんで俺を…庇った…?」

『ごめんな…俺は…一回でも…お前を攻撃した…。しかも…お前は俺を信じてくれてた…。だが…俺は…お前の事情を知っていたのに…攻撃した…。

それは…許されねぇ事だ…。なら…俺はお前を信じて…守る…それが俺の…償いだ…』



そう言ってAは“いつも”の笑顔を一星に向ける。



「A…」

『そんじゃあ…俺は傷の手当を…してくるわ…』



そう言ってAはベンチへ向かった。

その少し後に一星はAの所へ向かう。









.









「A…」

『?』



頭に包帯を巻いたAが一星の方を見る。



「ありがとう…」



そう言って一星はAに頭を下げる。



『いやいや、頭をを下げないで…俺は君に酷いことをしたんだから…』

「それは気にしてないから安心して」

『っ!……ありがとう……それじゃあ、フィールドへ戻ろうか』



Aはそう言ってまた“いつも”の笑顔を見せた。



「はい」



そして、二人は一緒にフィールドへ戻った。









『(もし…許されるのなら…もう一回…“俺のプレー”をしても…いいのか…?)』

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イナイレ好き - 42話のもぐもぐの顔文字が可愛いです 更新頑張ってください (2020年3月31日 19時) (レス) id: 573d988362 (このIDを非表示/違反報告)
リディア(プロフ) - 音原無次夏さん» なるほど…。ありがとうございます! (2019年8月22日 0時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
音原無次夏(プロフ) - 返信遅くなり申し訳ありません。やはり、最後の〆にすると良いかと思います (2019年8月21日 23時) (レス) id: e1ca790df6 (このIDを非表示/違反報告)
リディア(プロフ) - 吹雪咲彩さん» あー…俺らイレブンに緑水ちゃんを参加させたので…すみません (2019年8月18日 16時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪咲彩 - スイジュさん!”小説最強イレブン集めようぜ?”というイベントに参加しませんか? (2019年8月10日 15時) (レス) id: 83c564a33f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スイジュ x他1人 | 作成日時:2019年4月16日 23時

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