第355話 体力 ページ20
A「黒野坂…」
現状報告。野坂が動けない相手を嘲笑するかのように緩やかなボールを蹴る。そしてそのボールは誰にも止められずにゴール。+α…審判が変わったことで違反かどうか分からない。
A「目には目を歯には歯を……怖い考えだ…」
「敵には回したくないタイプですね…」
A「そうだね…」
もう隣にいる影オロチドン引き。しかも現在相手を言葉責め。メンタルに来るわ体力に来るわもう疲れるのなんの…。
影オロチ「あの者が仲間で良かった…」
A「敵になってたら随分厄介なことになってたもんね」
影オロチ「そうですね」
すると…
野坂「僕はこの手で世界を変える」
A「決め台詞きたー(棒)」
野坂「黒姫さん、なんで棒読み?」
A「世界に入っても皇帝してるからだよ。その台詞とポーズ…」
野坂「ダメだった?」
A「【戦術の皇帝】としての威厳ありで文句無し」
野坂「そっか」
A「と言うよりそろそろ戻って試合再開するよ」
野坂「そうだね」
僕達はポジションに着き、試合が再開する。相手は必殺タクティクス…『エターナルラン』をやる。ウズベキスタンは体力が“あった”チーム。そう…あった。
アナハン「な…なんだこれは……」
ダスト「体が……重い……」
既にウズベキスタンは体力切れだ。それに追い打ちをかけるように『エターナルラン』…体力も限界に来ているはずだ。
A「君たちにはもう体力は余り残ってない」
アナハン「なに……をっ……!」
荒い息継ぎをしながら言う。
A「ライオンの狩りの仕方って分かる?」
アナハン「は……?」
A「足の早い草食動物一匹にライオン数匹で狩りをする。つまり君達は僕たちに狩られた草食動物」
そう言って僕は笑う。だけど光は無く、アナハン・イムスを“捕らえる”。
アナハン「っ!」
相手が怯えたすきに僕はボールを奪い、灰崎に渡す。だけど灰崎は相手DFに囲まる。ヒロトがボールを貰おうとすると邪魔が入る。
A「…灰崎!左だ!」
僕はノーマークの明日人を見つけ、指示を出す。
灰崎「へっ…!」
薄笑いを浮かべながら明日人にボールを渡す。
明日人「『シャイニングバード』!」
そして明日人はシュートを打つ。ボールがゴールに入ると同時に試合は終わった。
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スイジュ(プロフ) - 不動ガゼルさん» ありがとうございます!出来るだけ早く更新できるよう、頑張ります! (2019年9月18日 13時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
不動ガゼル - とても面白いです!続きがスゴく気になります!更新、頑張ってください! (2019年9月17日 22時) (レス) id: d6053f6f59 (このIDを非表示/違反報告)
悠舞(ユウマイ) - こちらも嬉しいです! (2019年9月2日 21時) (レス) id: 3982121288 (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 悠舞(ユウマイ)さん» ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです! (2019年8月26日 15時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
悠舞(ユウマイ) - この作品好きなので更新されるたびに見に来ています!とても良い作品です! (2019年8月26日 0時) (レス) id: 3982121288 (このIDを非表示/違反報告)
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