オッドアイ少女の観察 (ページ42)

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第327話違和感ページ42

その後はヒロトと灰崎の連携技…『ペンギン･ザ･ゴッド&デビル』で逆転勝利。そして現在、僕達は更衣室に居る。あ、もちろん皆、着替え終わったあとだよ？

A｢んー！団子美味し！｣

そう思っていると…

｢貴女が、紫紅Aさん？｣

A｢え？紫紅？｣

夏未に呼ばれたけど紫紅って…。

A｢僕の苗字は紫紅じゃなくて黒姫だよ？｣

夏未｢…なるほどね(ﾎﾞｿｯ。ごめんなさい。間違えたわ。黒姫さん｣

A｢？？？｣

なんで間違えたのか分からなかった。

A｢あ、それでどうしたの？夏未｣

夏未｢いえ、貴女のことはよく知らなかったので少し興味を持っただけよ｣

A｢へぇ｣

そう言いながらお団子を食べていると…

A｢っ！｣

またあの頭痛だ。

夏未｢大丈夫？｣

夏未は直ぐに“私”のもとへ寄ってきた。

A｢う、うん…大丈夫…｣

そう言って夏未の顔を見れば彼女は驚く様な顔をしていた。

A｢夏未…？｣

“僕”は夏未に話しかけると夏未はハッとする。

夏未｢あ…そ、それなら良かったわ｣

A｢んー…もしかしたら人良いかもしれないし、少し外に出るね｣

夏未｢え、えぇ…気をつけて｣

僕は少し違和感を感じながらも更衣室から出る。

.

A｢………なんだろう？｣

この違和感…。

A｢影オロチ｣

影オロチ｢ここにいます｣

A｢………また頼み事をしてしまうけど…いい？｣

影オロチ｢もちろんだ｣

A｢それじゃあ…ナツメの護衛を頼む｣

影オロチ｢天野ナツメ…何故ですか？彼女には酒呑童子と洞潔がついております｣

A｢あの二人を信じれないわけじゃない。でも、出来れば貴方も護衛してくれると安心する。空亡も本格的に動き始めたからね｣

影オロチ｢そうでしたか。分かりました。それでは失礼します｣

そう言って影オロチは僕から離れる。

A｢空亡……｣

なんだ？この違和感は…。

A｢原作では…空亡は朱夏に仕えていた。つまり紫苑とも何かしらの関係が…？｣

そう思っていると…

｢おや？貴女は…｣

A｢…あ…君は…｣

先程の対戦相手、サタンが居た。