第321話 オーバーライド ページ36
「主、本当にこれで良かったんですか?」
自陣へ戻ると影オロチが僕の影から現れる。そして、僕の近くで質問をする。
A「何が?」
できるだけ小声で話す。
影オロチ「あの者達にあんな言い方…怪しまれますぞ」
A「別に構わないよ。それに、忠告はした。それをどうするかは彼奴ら自身が決める運命だ」
影オロチ「そうか。そう言えば、先程から主を見ているもの達がいますがどう致しましょう?」
A「僕を見ている?空亡ならとっくに追い出したはずだが?」
影オロチ「いえ、空亡では無く、相手の選手です」
A「選手?何の為に?」
影オロチ「分かりません」
A「そうか。ありがとう」
影オロチ「いえ、それでは私はこれで失礼します」
A「えぇ、ありがとう」
僕は影の中に入る影オロチにお礼を言ってフィールドを見る。
A「…っ!おぉ!」
次にフィールドで目に映ったのは氷浦の『氷の矢』と鬼道、不動、灰崎の四人の『デスクラッシャーゾーン』のオーバーライド。
A「すげぇ…」
相手キーパーは止めようとしたが、ボールは止められずに入る。そして鬼道は倒れている一星に手を伸ばす。一星はその手を掴むが鬼道はその手をゆるめる。
その弾みで一星はまた落ちる。
鬼道「すまん、手が滑った」
A(……はぁ…今夜噛まれるのは占い師の鬼道。君だよ)
ーー残念だよ。
そう思っていると…
A「……?」
すると、相手チームは交代をする。その選手は…
A「る、ルシ・ファノス……」
驚きが隠せない…。と言うより…
A「ルシファーとサタン…呼び方は違うけど二つとも悪魔って意味…」
同じ意味をもつ名前の人が二人…。
A「な、なんか…変な感じだな…」
多分というか絶対オーストラリア選手の名前は悪魔をモデルにしてるのは分かった。だけどサタンとルシファーは……w
A「日○社長もやりおる」←
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スイジュ(プロフ) - かぐやさん» 知ってますよー (2019年7月13日 22時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - 転スラ、しってたんですね。 (2019年7月13日 22時) (レス) id: f1942f813b (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 極・吹雪姫さん» ……? (2019年5月10日 21時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - ありがとう。『一旦終了』でいいんですよね?『いっっったん』でいいんですよね!? (2019年5月10日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 極・吹雪姫さん» 紫苑のねこ化……出来たらやってみます…… (2019年5月10日 19時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スイジュ | 作成日時:2019年2月19日 22時