愛される彼女１４

分かってくれる人 KY ページ40

BoAヌナと撮影したリアリティ番組

撮影最後であろうこの済州島での夜、

ヌナと親しい人たちからのメッセージビデオをサプライズした

映像が終わると、「ありがたい」と言うヌナ




KY「もう一つ準備した」


BoA「ん？」




席を立って部屋の扉を開く

僕も久しぶりに会う人が、僕の顔を見て優しく笑った

「ありがと、会いたかった」と落ち着いた声色で囁いたその人は、ぎゅっと僕を抱きしめた

撮影ということを忘れそうになる

思わず泣きそうになった




BoA「え、なんで？」


「オンニ＾＾」


BoA「え？A、本当に？何で来たの？」


「ひどい(笑)」


BoA「じゃなくて(笑) いつ来たの？わざわざ済州島まで？え？これのために？」


「さっきだよ、本当にさっき。キボムが今日の朝急に呼ぶから〜」


BoA「ヤー、あんた何してるの(笑)」


KY「サプライズだよ(笑)」


「びっくりしたのはこっちだよ〜仕事もあるからばーってやって、うわーって急いで来たのに…『何で来たの？』ってひどいよね」


BoA「ごめんごめん(笑)」


KY「ヌナをよく知る人でしょ」


BoA「そしてあんたが好きな人ね」


KY「うん、いいでしょ」


「お刺身買って来た、食べよ」


BoA「馴染むの早くない(笑)？」


「ん＾＾」




「はいはい、座って」って何故かAヌナが言うから

僕ら二人も笑ってしまう

僕のために、一ヶ月撮影を待ってくれたヌナ

僕のために、わざわざ会いに来てくれたヌナ

二人とも、とても素敵で、大好きな僕のヌナたちだ





.





.






KY「ヌナ、最近忙しいでしょ」


「オンニほどじゃないよ。私のカムバはまだ先だもの」


BoA「でももう準備してるじゃない」


「これあれなの、いつの間にか時間無くなって焦るの(笑)」


KY「前回カムバしたとき、ヌナ、ひーひー言ってたよね」


BoA「ひーひー(笑)」


KY「本当にひーひーって言ってたもん(笑)」


「うるさいなぁ(笑)」


BoA「ほら、服につくから気をつけな」


「それミンソクにもいつも言われるの」


BoA「そうなの(笑)？」


「皆して私を子どもみたいな扱いするんだよ、いい大人なのに」


KY「うん、いい大人なのにね」


「ヤー(笑)！…最近弟たち皆してこうなの！昔はもっと可愛かったよね？」


BoA「あんたにそれだけ気楽になったってことでしょ。あんただって私にそうじゃない」


「え、オンニ…私がいつ生意気なことを？」


BoA「(笑)」




うん、この人呼んで、やっぱり正解だったみたい

2 BoA→←5 DO

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す