…SHORT STORY…♯2

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会もお開きになって、外に出るとチャンミンが横でクスッと笑った


「ん？」


「いや、ヒョンだって相変わらずだなぁって」


チャンミンの目線は俺の履いてるビーサン



「え、ユチョナこの店にそれ履いて来たの？うははん」


「だって楽だし(笑)」


「当日もそれで行くとかはさすがに心配なんでやめてくださいね(笑)」


「ははっ、さすがにチャンミン心配させたまま行かないよ(笑)」




何気なく交わす言葉に、どんどん寂しそうな顔をする弟


あー…


ユノヒョンと飲んだ時も、俺ってこんな顔してたのかなぁとかぼんやり考えた



「ヒョン」


「ん？」


「健康で、頑張ってくださいね…本当に…」


「ん(笑)」


俺より少し背の高い弟の肩にポンッと手を置くと、それでも頑張って笑ってくれた









「ねー！」









少ししんみりした空気を破ったのは、ジュンスの声

タクシーを呼ぶって店に頼みに行って戻って来た様子で




って・・・









なんて顔してんだよ、こっちも…(笑)








「んー？」


「…今日さ、ユチョンの家泊まっちゃダメ？チャンミンと」


「は？」


「…」


「…ダメ？」


「あー…弟と母さんいるけど…」


「じゃあ、じゃあ僕ん家でいいから！ね？チャンミンもいいでしょ？」





まるで出会った頃の年に戻ったみたい


そんな風に突然にワガママを言うジュンスは久しぶりで





「ユチョニヒョンが、いいなら…」




あー、まったく(笑)




「ん、じゃあジュンスのおごりでアイス買ってこう」


「え〜ここだって僕が払ったのに〜」


「…アイスくらいなら僕が出します」


「お！やった〜チャンミン成長したじゃん！」


「うるさい」


「ヤー！」


「ほら、タクシー来たから喧嘩はそこまで(笑)」





そんな顔されたら離れられないじゃん(笑)



でっかい弟二人も残してくなんて、心配だなぁ(笑)









それに俺だって、離れがたいんスよ？



俺がいない間は愛のある喧嘩も、ほどほどにね(笑)？









さて、朝まで飲みますか



今夜は昨日よりも少し涼しく、心地よい夜









おしまい

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