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珍しく全員の揃った食卓は大盛り上がりで
昼間にシウォンが話していたことを思い出した
こんな風に、もう少し皆で楽しい時間を過ごしたいなぁ…
王「キュヒョンの帰りが遅れているようだな…会えるのは明日の朝だろう。今夜はこれでお開きだな」
王様の一言で皆がぞろぞろと席を立つ
RW「あ、ヌナ…今日は満月だから願い事をしてみて」
「願い事？」
RW「この国では満月に真心をこめて願い事をすると、青いバラの魔法使いが願いを叶えると言われているんだよ」
「へぇ…なんだかロマンチックね」
RW「いい夜を！おやすみ」
部屋に戻って寝る準備をしようとして、カーテンの隙間から漏れる月明かりに
部屋のバルコニーまで足を進めた
「綺麗…」
大きな満月の下、城を囲む青いバラが幻想的な雰囲気を作り出している
願い事…かぁ…
「どんな願い事するつもり？」
「へ？…あ、」
「しっ…静かにして」
そう言って私の口を手で塞いだのはドンへ王子だった
ど、どこから…
騒がない、と頷くとやっと手が離れた
DH「ごめん、追い出されちゃうでしょ？」
「当たり前よ…王女の部屋に忍び込むなんて…一体どこから？」
DH「ごめんって；どうしても今夜二人で話したくて…」
バルコニーの方を指差す彼はどうやら部屋から部屋をつたってここまで来たみたいだった
DH「魔法の絨毯じゃなくてがっかり(笑)？」
「もう…危ないでしょう？」
DH「大丈夫、満月にお願いしたから。Aちゃんと二人きりで過ごせますようにって」
またその甘い笑顔で、さらに甘い言葉を言って…
そんな彼に怒る気になんて、リョウク以外では誰もなれないわね
DH「行こう」
「え、ちょっと…」
ドンへが私の手を引くと部屋の中へ
扉の外に人が居ないことを確認すると、そこから一気に廊下を抜ける
辿り着いたのは昼間ウニョクと踊った舞踏室…
DH「こっち」
「きゃっ」
手を引っ張られて窓際に登ったかと思えば、腰をふわりと持ち上げられて座ったのは…
彼の馬の上
DH「つかまって」
「ドンへ、どこに…」
DH「着いたら教えるから」
ドンへが手綱を持つと、軽やかに馬が走り出す
シウォンと過ごした森を抜け、静かな平地を走る
少し怖いけど、ドンへがいるから大丈夫な気がして彼の腰にしがみついた
.
.
DH「着いたよ」
ドンへに言われて顔を上げると
「わぁ…」
一面の湖に、大きな満月が映っていた
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ルル(プロフ) - みきさん» すっごい、長編にしたくて困ってます(笑)いろいろと他のお話も終わってないので（泣） (2018年11月19日 0時) (
レス) id: e1a79c0ead (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 贅沢です〜！この話長編になりませんか？でもドンヘとチャンミンどっちも選べないよ〜本当に贅沢。(笑) (2018年11月18日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - ななさん» 温かいコメント、ありがとうございますT T そう言って頂けることに感謝感謝ばっかりですT T また少しでも楽しんでいただけるよう、ゆっくりペースではありますが頑張ります！！ (2017年3月19日 23時) (レス) id: ac42bfaff2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 久々のルルさんワールドに癒やされます!!毎日いろいろあって、あっという間に時間が過ぎてしまいますよね。ゆっくり無理なく復帰してくださいね♪ルルさんのお話大好きなので、気長に待ってます！ (2017年3月18日 3時) (レス) id: 13344c0cfe (このIDを非表示/違反報告)
ルル(引っ越し先)(プロフ) - にゃふ〜さん» ありがとうございます！そうですね〜なかなか難しいものですが(>_<)ゆっくり待つしか、、ですね(*T^T) (2016年10月30日 23時) (レス) id: c066e3dba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2016年10月20日 0時
