バカな彼女 (ページ8)

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どんな気持ち？ DH ページ8

パタンと個室のドアが閉まる

DH「じゃ、なんか頼も！」

「ねぇドンへ？」

「ん？」

…いつもと少し違う雰囲気を纏った声

俺がAを心配して意識してなかったら気付けなかったかもしれない

出来るだけ意識しないようにメニューを見たまま返事をする

わざわざ見たりしたら…Aが気まずくなっちゃいそうな…そんな気がして…

「シウォンって今日来れないの？」

DH「え…？」

気を付けようと思ったそばから俺は彼女の方を見てしまう

だってどうして急にシウォンの話なんか…

Aはなんだかちょっと寂しそうな顔をしていた

KH「ヒョンは今日は別の仕事だから…遅いみたいですよ？」

「そっか、こないだそんなこと言ってたね」

代わりにキュヒョンが答えて、

Aは「サービスのドリンク取りにこいって言われてたんだ」って部屋を出て行った

なんか…

なんかちょっとびっくりした…

シウォンに何か話でもあったのかな

それに、さっきの少し緊張したようなトーンは何だったんだろう…

「お待たせ。これサービスだって」

DH「ヒョン優しい〜」

「私が一人の時はくれないのに」

DH「え、A…一人で来てたの？」

「え？あ…」

DH「一人はダメって言ったじゃん！」

「いいじゃない別に…一人で来たい時だってあるもん」

DH「でも…」

KH「はい、ストップ」

キュヒョンが長い手を俺らの間に伸ばす

口をぎゅっとして不満そうな顔

KH「何にも注文決まってないんですけど…早く決めないとヒョンたち来ちゃいますよ」

「ごめん」

DH「ごめん」

KH「謝罪はいいんで…何がおすすめなんで…「「一口カリカリピザ！！！」」

KH「！？」

「あ(笑)」

DH「あ(笑)」

顔を合わせて二人で笑った後、

俺にとっては久しぶりの一口カリカリピザを多めに注文して、

キュヒョンがワインとおつまみなんか頼んで待っていたら個室のドアが開いた

EH「お待たせ！」

そう言って入ってきたヒョクの髪が少し濡れていた

KH「あれ？雨ですか？」

EH「そうなんだよ、急に降られちゃってさ…」

「あ、タオル…」

？「ヒョクチェ、これで拭いて？…洋服まで濡れちゃったね」

隣のAが鞄からタオルを出そうとしたところで、ヒョクの後ろから聞こえてきた声…

EH「あ、ありがとジミン…」

照れたようにはにかむヒョクを見て、Aもまた笑った

君は今、どういう気持ちで二人を見つめてるんだろう