ヒョンの彼女? KH ページ44
「おやすみ」
さっきまでぐずぐず泣いていくせに…にこっと俺にも笑いかけるAヌナ
KH「…おやすみなさい」
二人がエントランスに入って行くのを見届けてから車が走り出した
KH「ねぇヒョン」
運転席でまた始まる鼻歌を中断させる
KH「シウォニヒョンとAヌナって付き合ってるんですか?」
SW「!!!」
KH「ちょ、ヒョン!危ないから前見てくださいよ!」
SW「あ、ああ!ごめんごめん!な、なんでそんな…」
カッと目を見開いたヒョンがこっちを見たかと思うと、今度は鼻の下辺りを押さえて、照れてる…?
KH「…だってヌナのマンションにも行った事あるんですよね?」
SW「!!!」
KH「だからヒョン!!」
SW「あ、ああ、ごめん!なんでそれを…」
KH「だってヒョン、Aヌナが道教えなくても一度も迷わずにヌナのマンションまで運転してたじゃないですか。ヌナも別になにも言ってなかったし」
SW「あ…そっか、それで…」
ま、それだけじゃないんだけど…
KH「それに…駐車場でも仲良さそうにしてるの見えたんで」
SW「え?ああ、あれか」
ふっと思い出したようにヒョンが笑っている
さっきの駐車場でのやりとり、その前のあの個室での二人の様子…
あんなに無防備になっているAヌナは初めて見た
三人のヒョンたちとは同い年
仲が良いのも知っていたけど俺はどちらかと言えばウネヒョンたちの方がヌナと仲が良いんだろうなって思っていた
だけど…あのドンへヒョンの様子だと、ヒョンも知らなかったんだろうな…
SW「Aの家にはちょっと用事があって一度行っただけだよ」
KH「…本当ですか?」
SW「なんで僕が嘘をつくんだよ(笑)」
KH「付き合ってるわけじゃないんですよね?」
SW「…ああ、Aとは親友だけどね」
KH「そうですか…」
!!
KH「ドンヘヒョンとかウニョクヒョンとかは?行った事あるの?ヌナの部屋」
SW「え?あー…ないんじゃないかな?いつも飲むのはあの店だったし、僕もその一回が初めてだったくらいだから」
ちっ…なんだよあのお魚ヒョン…
ヒョンたちの仲だから邪魔しちゃ悪いかなと思って気を使ったのにヌナの部屋行くの、ヒョンも初めてなんじゃないですか
だったら俺も行ったのに…
なんかAヌナ、今日は…心配だし…
SW「Aの話するなんて、今日でやっと仲良くなったのかい?」
KH「はい?」
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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月13日 0時